コインを見る
コインと紙幣の画像から、作られた時代と使われ方、絵と文字の意味、調べ方と扱い方を学びます。
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天下の富と、一握りの土「天下の富は朕が有つ」と宣言した詔は、そのすぐ後で「一握りの土でもよい」と続きます。疫病と乱で国が疲弊した時代に、大仏を造るための銅が集められました。三百十七年を生きた銭千六百六十八年、江戸亀戸で生まれた一枚の銭が、渡来銭の時代を終わらせました。その銭は飢饉を越え、昭和の日本まで法律の上で通用し続けます。つくった国と、使った国永楽通宝は明で鋳られ、明の国内ではほとんど回らなかった。自国で使わない銭を、輸出のために鋳る国があり、自国で鋳らず輸入した銭を基準にする国があった。簒奪者が開いた造幣所二〇一〇年、英国の土から五万二千五百三枚のローマ貨幣が現れました。この膨大な埋蔵貨は、ある簒奪者が統治の道具として貨幣を使い、ロンドンに最初の造幣所を開いた時代を物語っています。乱の前の年に生まれた銭幕府が国産の寛永通宝を鋳はじめたのは、島原の乱が起きる前の年でした。税を払えない者の身体が担保になる時代に、六百七十八年ぶりの国産銭が生まれます。重さが価値になる銀貨と、金で動いた天下額面を持たない慶長丁銀は、天秤にのせた重さがそのまま価値になりました。この銀貨が生まれた時代、金銀は信仰を揺るがし、十万の兵を集め、城の運命を決めました。
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講座
コインと紙幣の素材金、銀、銅、紙。お金に使われた素材の性質と、選ばれた事情を調べます。コインはどう作られたか金属を流す、たたく、機械で打つ。作り方の違いを実物の形から見ていきます。コイン収集の歴史王侯のコレクションから博物館まで。集める目的や記録の残し方の変化をたどります。コインを集めた人々王、学者、収集家が何を選び、どう残したのか。コレクションを人の側からたどります。二枚のコインは、同じ道具で作られたのか二枚の銀貨の裏を並べると、文字の位置まで揃っています。表は違うのに、裏はなぜここまで同じなのか。土から出たコインが語ること一緒に見つかったコインの種類と年代から、使われていた時代や場所を探ります。重さと純度からコインを読む重さと金属の割合を比べ、規格の違いや摩耗を数字で調べます。コインの絵と文字を読み解く肖像、動物、紋章、文字を見比べ、発行者が何を伝えようとしたのかを考えます。コインに刻まれた文字を読む略号や年号を手がかりに、誰が、いつ、どこで作ったコインかを調べます。コインの来歴と売買のルールどこから来たコインなのか。売買の前に確認する記録と、関係する法律を学びます。古いコインの保管と手入れ汚れと変化の跡を見分け、磨く前に知っておきたい扱い方と保管方法を学びます。コインを調べ、記録する写真を観察し、名前や年代の候補を比べ、調べた根拠を記録に残します。コインを美術として楽しむ彫刻、横顔、文字の配置。小さな貨幣に込められた造形を見比べます。メダル・切手・手形とお金コインに似た物、代わりに使われた物を比べ、何がお金の役目を果たすのかを考えます。