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金本位制の時代をたどる

金に結びついたお金は、貿易や銀行をどう変えたのか。19世紀の各国をたどります。

本文を読む目安:約10分 / 本で詳しく読む目安:約129分
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3分でわかる 金本位制の時代

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  3. あなたならどうする?
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横に送って見られます

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1816年

1本の法律で、金だけをお金の土台と決めた

銀は補助の貨幣に。起点は金貨ではなく法律

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翌年

1ポンドちょうどの金貨ソブリンが生まれた

7.32グラム

ソブリン金貨の重さ

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1844年

紙幣は金の準備に合わせて出す、と法で縛った

恐慌のたび、政府は縛りを一時止めた

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1848年・1851年

遠い土地で金が湧き、フランスの秤が金へ傾いた

銀貨は溶かされ、国外へ出ていった

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1858年

洋銀を小判に換えて海の外へ持ち出すと、銀が3倍になった

日本の金銀比価は1対五、海の外はおよそ15

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1873年

賠償金の金でドイツが金のマルクを打ち、銀を手放した

世界の銀の値が下り坂を転げた

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1893年

インドは造幣所の扉を閉じ、銀はただの商品になった

15ルピーで1ポンドと定めた

8 / 9

金に立つことは、外から借りるための資格だった

日本は賠償金をロンドンに置いたまま備えにした

9 / 9

1907〜1913年

消防士のいない家に、12の地区の準備銀行が建った

1907年の恐慌を収めたのは、政府ではなく1人の銀行家

2数字で見る

1億5400万フラン

1873年の1年で、フランスの造幣所に持ち込まれた銀

前の2年(合わせて)500万フラン
1873年の1年1億5400万フラン

3倍

洋銀を小判に換えて持ち出したときの銀の増え方

日本の金銀比価1対五
海の外およそ15

3あなたならどうする?

あなたは19世紀の終わりの国の蔵相です。金本位に立つと決めました。いちばんの理由は何でしょう?

選んでみてください

国の威信を示すため

威信の物語で読むと、見えなくなるものがあります。日本が賠償金を金に換えられるポンドで受け取り、ロンドンに置いたままにした理由です。

外の市場からお金を借りるため

この講座はそう読みます。金本位は威信という側面以上に、外から借りるための資格でした。日本はその後、ロンドンで英貨公債を募りました。

4くわしく読む

本文をくわしく読む ↓

再現画金本位制の時代をたどる — 講座の口絵

この講座で、分かるようになること

  • 金だけを本位と定めることと、紙をどこまで増やしてよいかを決めることが、別の仕事だと言える。
  • 1873年に一つの賠償金と一つの法律が、世界の銀をどう動かしたかを順序で言える。
  • 金本位が威信ではなく、外から借りるための資格だったことを、三つの国の例で説明できる。

この講座の本

『金本位制の時代をたどる』

始めから終わりまで通して読む本。図版30点・読み終える目安 約129分

無料で試し読みできる範囲: 「一八一六年 — 金だけの法と、四つの国の装置」

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詳しい案内

講座の番号:A06

監修: 葉山 満

本文のほかに、演習6問・コイン1点・読む教材3件 所要時間の出し方

ほかに分かること

  • 最後の貸し手という役目が、なぜ十九世紀の終わりに言葉と形を持ったかを言える。

この講座は、ほかの講座を読まなくても始められます。

あわせて読むと、つながりが分かる講座(任意)

評価方法

講座内の演習6問(確認4・比較0・記述2)。到達は自己評価で記録します。

この講座の8つの章
  1. 1816年 — 金だけの法と、四つの国の装置金本位の世界の起点は金貨ではなく、1816年の一本の法律。四つの国が同じ問いに別の装置で答えた。
  2. 紙をどこまで増やしてよいか — ピール条例と、紙幣の森縛る法は危機に縛りを解き、縛らない自由は数千種類の紙と恐慌を得た。最後の貸し手の三条件に、バジョットが言葉を与えた。
  3. 矯正と、大地の幸運 — 揃える時代と、金の来た国・来なかった国揃えるとは目方と換算を一つにすること。金の来た国では秤が傾き、来なかった国では額面が百倍になった。
  4. 世界の物差しと、戦争の紙 — 八レアルの子どもたち、グリーンバック信用は発行者でなく変わらない中身に宿った。戦争の紙は市場が金で値付けし、平和が後始末を問う。
  5. 同盟と1873年 — 寸法の一致、賠償金、銀の崩落一つの賠償金が金マルクを作り、手放された銀が世界の銀価を崩した。一国の本位の選択が、遠い国の財布に響く。
  6. 銀の側から — 造幣所を閉じる扉が閉じると銀はただの商品になる。ルピーは金でなくポンドに帳簿の上で結ばれ、金為替本位という型が生まれた。
  7. 借りるための資格と、帳簿の帝国金に立つ順序は国ごとに違う。資格を得た国は借り、返せない国には剣でなく複式簿記が住み込んだ。
  8. 1913年 — 消防士のいない家最後の貸し手を持たない家は、私人の書斎で恐慌を鎮めた。恐れを構造にした十二の銀行が建ち、翌年の夏に布が止まった。
この講座で読む実例(3)
  • ソブリン誕生 イギリス 1816年 ウェストミンスター・議会
    この一冊の起点。金だけを本位と定めた一本の法律
  • 賠償金 — 払う国へ フランス 1873年 ベルリンとパリの造幣局
    五十億フランが金マルクになり、同盟の背骨を折る。第8章の要
  • 金は、来なかった インド 1898〜1913年 流通の実態
    金は来なかった。帳簿の上でポンドに結ばれる金為替本位の型

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次に分かること:「物々交換の不便から貨幣が生まれた」という説明の、どこが確かめられていないかを言える。

本文を読む目安:約10分 / 読める範囲:講座の入口と目次は無料・本文は購入された方向け

料金のご案内

講座の本文と図解の本、国ごとの物語をすべて読めて、貨幣学検定も受けられます。

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