金本位制
きんほんいせい / gold-standard — 制度
通貨の値打ちを、一定量の金に結びつける制度。
ギニー金貨AD 1663–1814
各国が自国通貨を金の重さで定めれば、通貨どうしの比率も自動的に決まる。国際的な物差しが、国どうしの交渉なしに揃うという利点があった。
⚠ ただし、金の量と通貨の量が一対一で結ばれていたわけではない。準備は発行した紙幣の全額ぶんを持たないので、出まわる通貨は金より多い。縛りが耐えられなくなれば、兌換のほうを止めることもできた。一七九七年のイングランド銀行、一八四八年のフランス。戦争と恐慌のたびに、それは起きている。
代償は、国内の都合で通貨の量を動かしにくいこと。不況でも戦争でも、金の備えを超えて増やせば、先に折れるのは兌換の約束のほうである。この制度が二度の大戦をはさんで崩れたのは、その硬さのためである。
別の言い方
金本位/ゴールドスタンダード
参考文献
- 日本貨幣史(本文) — 日本銀行金融研究所 貨幣博物館 日本銀行開業時は「本位貨幣(正貨)である銀貨と交換できる兌換銀券」=銀本位制。1897年の貨幣法で「金0.75g=1円」の金本位制。改鋳は元禄1695・宝永1706〜11・正徳1714・享保1715・元文1736・文政1818以降・天保1832以降・万延1860
- Roosevelt's Gold Program — Federal Reserve History 米国は1830年代から事実上、1900年から法制上の金本位制にあり、1913年に連邦準備制度の枠組みへ組み込まれた
- Gold Reserve Act of 1934 — Federal Reserve History 1934-01-30 署名。米国内の貨幣用金の所有を財務省へ移し、ドルの金兌換を禁じた
実在を確認した文献・一次資料のみを載せています。