金本位の世界
A06 — 通史 ⑥ — 一八一六年から一九一四年まで

金を物差しにした世界は、何を得て、何を消防士なしで建てたのか。
監修: 葉山 満 / 本文の読了目安: 科目本文 約 10 分 + 教本 約 128 分 = 約 138 分 / 本文のほかに、演習 6 問・実物 1 点・読む教材 3 停
この科目で、できるようになること
- 金だけを本位と定めることと、紙をどこまで増やしてよいかを決めることが、別の仕事だと言える。
- 一八七三年に一つの賠償金と一つの法律が、世界の銀をどう動かしたかを順序で言える。
- 金本位が威信ではなく、外から借りるための資格だったことを、三つの国の例で説明できる。
- 最後の貸し手という役目が、なぜ十九世紀の終わりに言葉と形を持ったかを言える。
教本 — TEXTBOOK
レッスン(8節)
- 一八一六年 — 金だけの法と、四つの国の装置金本位の世界の起点は金貨ではなく、一八一六年の一本の法律。四つの国が同じ問いに別の装置で答えた。
- 紙をどこまで増やしてよいか — ピール条例と、紙幣の森縛る法は危機に縛りを解き、縛らない自由は数千種類の紙と恐慌を得た。最後の貸し手の三条件に、バジョットが言葉を与えた。
- 矯正と、大地の幸運 — 揃える時代と、金の来た国・来なかった国揃えるとは目方と換算を一つにすること。金の来た国では秤が傾き、来なかった国では額面が百倍になった。
- 世界の物差しと、戦争の紙 — 八レアルの子どもたち、グリーンバック信用は発行者でなく変わらない中身に宿った。戦争の紙は市場が金で値付けし、平和が後始末を問う。
- 同盟と一八七三年 — 寸法の一致、賠償金、銀の崩落一つの賠償金が金マルクを作り、手放された銀が世界の銀価を崩した。一国の本位の選択が、遠い国の財布に響く。
- 銀の側から — 造幣所を閉じる扉が閉じると銀はただの商品になる。ルピーは金でなくポンドに帳簿の上で結ばれ、金為替本位という型が生まれた。
- 借りるための資格と、帳簿の帝国金に立つ順序は国ごとに違う。資格を得た国は借り、返せない国には剣でなく複式簿記が住み込んだ。
- 一九一三年 — 消防士のいない家最後の貸し手を持たない家は、私人の書斎で恐慌を鎮めた。恐れを構造にした十二の銀行が建ち、翌年の夏に布が止まった。
ケーススタディ — 教材で使う(3)
- ソブリン誕生 イギリス 1816年 ウェストミンスター・議会
この一冊の起点。金だけを本位と定めた一本の法律 - 賠償金 — 払う国へ フランス 1873年 ベルリンとパリの造幣局
五十億フランが金マルクになり、同盟の背骨を折る。第 8 章の要 - 金は、来なかった インド 1898〜1913年 流通の実態
金は来なかった。帳簿の上でポンドに結ばれる金為替本位の型
評価方法
科目内の演習 6 問(確認 4・比較 0・記述 2)。到達は自己評価で記録します。