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国の統一とお金

国がまとまると、ばらばらのお金はどうなるのか。規格をそろえる過程を比べます。

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3分でわかる 国の統一とお金

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  3. あなたならどうする?
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横に送って見られます

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統一には二つの層。重さと品位を揃えることと、誰が出すかを一つにすること

多くの統一は、重さと品位だけを揃えた

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神聖ローマ帝国

重さと品位は揃え、顔は各領邦に残した

権力を手放さずに、便利さだけを得る

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1866年〜

罰する仕組みのない同盟で、教皇領は銀を減らした銀貨を打った

得は教皇領へ、負担は同盟全体へ

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1496年

低地は君主家の結婚で結びつき、通貨はばらばらのまま残った

法による統一は設計できる。結婚はできない

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1834年〜

ドイツは戦場より先に、帳簿の上で一つになっていった

市場、物差し、通貨、そして国家の順

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1871年・1873年

新しい通貨マルク。1マルクは百ペニヒ

名前は、ハンザの海で銀を量った重さの単位

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1998年

一ユーロは6.55957フラン。最後の相場は計算で決まった

200年、フランの値は政治の意思だった

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1999年1月1日

午前零時、参加国の通貨の相場が、取り消せない形で固定された

帳簿の統一が先。財布の中が変わるのは2002年

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同盟は消えた。でも揃えた物差しは、同盟より長く生きた

加盟していないスペインも、フランと等しくなるよう設計した

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39件

統一を語る停留所(ドイツ)。数百の領邦が並んだ国

ドイツ39件
日本1件

1億5400万フラン

1873年の1年だけで、フランスの造幣所に持ち込まれた銀

3あなたならどうする?

あなたは通貨同盟の加盟国の大臣です。ある加盟国が、決まりより銀を減らした銀貨を打っていると分かりました。同盟として何ができますか?

選んでみてください

同盟の裁判所に訴える

この同盟には、裁く裁判所も、防ぐ監督もありませんでした。共通の機関を持たなかったのです。

受け取りを拒み、締め出す

同盟にできたのは、それだけでした。罰する術のない同盟は、内側から破られます。

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再現画国の統一とお金 — 講座の口絵

この講座で、分かるようになること

  • 規格の統一と、発行主体の統一を、別のこととして扱えるようになる。
  • 共通の機関を持たない同盟の弱点を説明できる。
  • 統一が「上から」進んだ例と「結婚で」進んだ例を区別できる。
詳しい案内

講座の番号:B08

監修: 葉山 満

本文のほかに、演習11問・コイン5点・読む教材11件 所要時間の出し方

ほかに分かること

  • 統一の記述を読むとき、何が統一されて何が残ったかを確かめられる。
  • ドイツ統一を「帳簿の上の統一が先行した」過程として説明できる。
  • ユーロ発足の実務(名前・収斂・固定・現金化)を年を追って言える。

この講座は、ほかの講座を読まなくても始められます。

あわせて読むと、つながりが分かる講座(任意)

出典の確かめ方を詳しく知りたい方へ(任意)

評価方法

講座内の演習11問(確認7・比較1・記述3)。到達は自己評価で記録します。

この講座の8つの章
  1. 揃えるものと、残すもの統一には規格の統一と発行主体の統一がある。多くの統一は前者だけ。
  2. 罰する術のない同盟は、内側から破られる守らせる機関のない統一は、必ず内側から破られる。条文があることと効くことは別。
  3. 上から進む統一と、結婚で進む統一法による統一は設計でき、結婚による統合は設計できない。進み方が結果の形を決める。
  4. 統一が壊れるとき、何から壊れるか統一を多く語る国は、分裂の経験も多い。統一と分裂は往復する。
  5. 軍旗より先に、帳簿 — ドイツの静かな統一関税同盟・鉄道・貨幣協定。ドイツは戦場より先に、帳場で統一されていった。
  6. 十七州の、二つの共通 — カロルスグルデン共通の君主の顔と、共通の名。金属から自立した「名前への信用」が、統一の実体だった。
  7. ユーロの設計図 — 名前・収斂・固定・現金ユーロは四段で作られた。最後の平価だけが、政治の意思ではなく計算だった。
  8. 同盟より長生きする規格 — LMU の遺言同盟は跛行し、裁けず、消えた。けれど規格は同盟の外にまで広がり、同盟より長く生きた。
読む教材(11)
  • 帝国貨幣令 ドイツ 1566年〜 帝国の各領邦の造幣所
    第1節。規格は共通、顔は各領邦という折衷が、そのまま書かれています
  • スイスの銀行の窓口 フランス ラテン通貨同盟 1866〜1885年
    第2節。罰する術のない同盟が内側から突かれる場面です
  • 一八七一年 ドイツ 1871・1873年 帝国の造幣所
    第3節。法で統一する例。マルクという名前の由来にも注目してください
  • 封建とヴァイキングの銭 フランス 9〜10世紀 西フランク王国
    第4節。統一した貨幣が再び分散していく過程です
  • 関税同盟 ドイツ 1834〜1838年 ドイツの商家の帳場
    第5節。「軍旗より先に、帳簿の上で」。夜の帳場の情景ごと読んでください
  • カロルスグルデン オランダ 1521〜1543年 十七州、帳簿の上
    第6節。名前への信用という、四百年早い管理通貨の芽
  • 強いフラン フランス 1995〜1999年 フランス銀行の一室
    第7節。「最後の平価だけが、意思ではなく、計算でした」
  • 同盟各国の造幣局 フランス ラテン通貨同盟 1870〜1878年
    第8節。跛行本位という言葉の由来。溶かせば損、使えば通る
  • 帝国の通貨 ギリシャ 前450〜前420年代 同盟諸市の広場
    統一が折衷ではなく、命令として下りた例です。同盟の諸市に造幣所を閉じさせ、在地の銀貨を回収して改鋳させる布告の中身を読んでください
  • ドゥカート イタリア 15世紀末 イスタンブルの造幣所
    規格の統一は、法だけでなく市場からも起こります。戦い続けた相手の金貨と同じ規格で、自国の金貨を打たねばならなかった理由が書かれています
  • 統一の前に、銭があった 中国 前336〜前221 秦の徴税の現場
    統一とは、物差しを一つにすることでした。度量衡と車軸の幅と文字を揃えた国が、その並びで貨幣も揃え、穀物ではなく銭で税を集めることによって何を手にしたのかが書かれています

次に読む

紙幣はなぜお金として使えるのか →

次に分かること:兌換紙幣と不換紙幣の違いを、窓口で何が起きるかで説明できる。

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講座の本文と図解の本、国ごとの物語をすべて読めて、貨幣学検定も受けられます。

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