現代のお金は、
誰の負債なのか
貸借対照表から読む貨幣 — 財布の一万円から、中央銀行の帳簿まで

1 ドル連邦準備券(現行)。連邦準備制度の週報 H.4.1 では、連邦準備券は負債の側に載る — 2026 年 8 月 26 日の週の平均で 2 兆 4,264 億ドル。財布の紙幣は中央銀行の負債である、という本書の出発点を、この一枚が示している。
出典: Public domain(本校実物台帳 dollar/frn_one)
財布の一万円と、口座の一万円は、
同じお金か。
この一冊を 3 分で
- 財布の一万円札は日本銀行の負債、口座の一万円は銀行の負債。額面は同じでも、負債の相手が違う(第 1 章)
- 英国のお金は、銀行券と硬貨 3%・準備 18%・銀行預金 79%(2019 年)。手にするお金の大半は銀行の負債である(第 1・2 章)
- 貸出が預金を作る。預金が貸出の元手になるのではない。返済すれば、その預金は消える(第 2 章)
- ただし銀行は無限には作れない。利益・資本の規制・他行への支払い・借り手の返済・そして中央銀行の金利が制約する(第 2 章)
- 日本銀行の操作目標は、金利 → 当座預金残高 → 金利 → マネタリーベース → 長短の金利 → 金利 と姿を変えた(第 3 章)
- 国債は国の負債で、持つ側の資産。2026 年 3 月末、最大の保有主体は日本銀行(42.2%)— 直接引受けではなく、市場からの買入れの結果(第 4 章)
- 国債は決済手段ではないが、売却・レポ・担保で短時間で決済資産に変えられる。米国の翌日物国債レポは一日 8 兆ドル超(第 4・5 章)
- 2008 年の前に、ドルは米国の外で作られ、住宅ローンは証券になり、銀行の外に銀行と並ぶ規模の金融ができていた(第 6 章)
- QE で増えたのは主に準備という中央銀行の負債で、紙幣ではない。「刷った」は三つの問いに分ける — どのお金が増えたか・誰の貸借対照表が変わったか・何と何を交換したか(第 7 章)
- ビットコインが解いたのは第三者なしで順序を決める問題。ステーブルコインは発行者の負債。CBDC は、日本では発行が決まっていない(第 8 章)
目次
- PROLOGUE金属から、貸借対照表へ
- 1現代のお金 — 銀行口座の数字は、なぜお金なのか
- 2銀行 — 銀行貸出は、なぜ預金を増やすのか
- 3中央銀行 — 銀行の銀行は、何をしているのか
- 4国債 — 国家の借金は、金融システムで何をしているのか
- 5レポと担保 — 国債は、なぜ金融市場の担保になるのか
- 62008 年の前に、何が変わっていたのか
- 72008 と QE — 金融システムが止まりかけたとき、中央銀行は何をしたのか
- 8デジタル — Bitcoin・stablecoin・CBDC は、何を変え、何を変えないのか
- EPILOGUE負債の連なりの上で
- WORKBOOK帳簿を、自分で開く(6 本)
- 巻末SUMMARY / OBJECTS / PEOPLE / GLOSSARY / TIMELINE / DATA / SOURCES
金属から、貸借対照表へ
古代なら、この銀貨は何グラムか、誰が刻印したのか、と問いました。現代では、この預金は誰の負債か、誰がこの残高を作ったのか、と問います。見るものが金属から貸借対照表へ移っただけで、問いの形は同じです。
金属貨幣は、重量や品位を実物から測れました。現代の中央銀行マネーを読むには、中央銀行の貸借対照表を見る必要があります。日本銀行は、自分が負っているものと、それを裏づける資産を、十日ごとに数字で示します。この本は、その表を読むことから始めます。
八つの章は、一枚の紙幣から出発して、銀行の帳簿、中央銀行の帳簿、国の借金、担保の市場、2008 年の前と後、そしてデジタルの形へと進みます。どの章でも、問いは三つに分かれます。どのお金が増えたか。誰の貸借対照表が変わったか。何と何を交換したか。
数字は、証拠台帳(史料室)に載せた一次資料を実読した範囲だけを書いています。読めなかった値は書いていません。数字には年と国が付いています。別の年、別の国に当てはめないでください、と各所で断っているのは、そのためです。
現代のお金 — 銀行口座の数字は、なぜお金なのか
- 財布の一万円札は日本銀行の負債、口座の一万円は銀行の負債。額面が同じでも、負債の相手が違う
- 銀行券の力は紙ではなく条文にある — 無制限の強制通用力(日本銀行法第 46 条)と、物価の安定の約束
- 日本銀行は十日ごとに貸借対照表を公表する。資産の国債と貸付金が、負債の当座預金と発行銀行券を支えている
財布の一万円と、口座の一万円は同じお金か
現在 東京・ロンドン
財布の一万円札は、日本銀行が発行した銀行券です。口座の一万円は、銀行があなたに負っている預金です。額面は同じでも、出どころが違います。片方は中央銀行の負債、もう片方は民間の銀行の負債です。
日本銀行は、決済に使える資産を二種類提供しています。多くの個人が使う銀行券と、金融機関が使う日銀当座預金です。どちらも、中央銀行が提供する信用リスクのない資産とされています。銀行どうしの支払いは、この当座預金の振替で行われます。あなたが他行の口座へ振り込むとき、動いているのは、あなたの預金ではなく、銀行と銀行のあいだの当座預金です。
割合で見ると、この違いがはっきりします。イングランド銀行は二〇一九年の解説で、英国のお金の内訳を、銀行券と硬貨が三パーセント、準備(中央銀行の電子マネー)が十八パーセント、銀行預金が七十九パーセントと示しています。財布の中の紙は、お金のごく一部です。
古代なら、この銀貨は何グラムか、誰が刻印したのか、と問いました。現代では、この預金は誰の負債か、誰がこの残高を作ったのか、と問います。見るものが金属から貸借対照表へ移っただけで、問いの形は同じです。
繰り返す構造で比較する → P02 信用で貨幣を作る・P10 価値を支えるものの重心が移る
銀行券は、なぜ受け取りを拒めないのか
現在 東京 日本銀行法 第46条
一万円札を何枚重ねても、支払いに使えるか。法律は、使えると定めています。日本銀行法第46条第2項は、日本銀行が発行する銀行券は「法貨として無制限に通用する」と書きます。日本銀行は、この力によって銀行券は一度に何枚でも使える、と説明します。円建ての債務を払う場面で、受け取る側は、枚数を理由に銀行券での弁済を拒めません。日本銀行はこれを、無制限の強制通用力と呼びます。
硬貨は違います。通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律の第7条は、貨幣は額面価格の二十倍までを限り法貨として通用する、と定めます。一円玉で千円を払おうとすれば、相手は二十一枚目から断れます。同じ財布に入っている紙と金属で、法律上の力が違います。
この条文が決めているのは、法貨として通用する範囲です。店がどの支払方法を受け付けるかを前もって決めておく自由まで、この二つの条文と日本銀行の説明は扱っていません。現金を扱わない店があること自体は、ここで読んだ強制通用力とは別の話です。
紙幣の力は、紙にあるのではなく、条文にあります。日本銀行券は日本銀行の負債で、その日本銀行を法律が支えています。第1条は、日本銀行の目的を、銀行券の発行と、通貨及び金融の調節、そして金融機関の間の決済の円滑の確保と定めます。第2条は、その調節の理念を物価の安定に置きます。枚数の限りなく通用する紙の裏には、その紙で払っても困らないように物価を保つ、という約束が並んでいます。
多くの古代貨幣で、刻印は金属の重さと純度を国家が保証する印でした。現代の条文は、素材の価値を保証しません。保証するのは、受け取りの義務と、物価の安定です。刻印が保証したのは中身で、条文が保証するのは通用と物価です。保証する相手が違います。
- 似ている
- 国家の印が、受け取る側の疑いを減らす役目。リディアの刻印も第46条も、同じ仕事をしている。
- 違う
- 刻印は素材の中身を保証した。条文は素材を保証せず、通用と物価を保証する。
- 使える
- 「これはお金か」と迷ったら、誰が受け取りを義務づけているか、その義務の限度はどこか、を条文で確かめる。
- 限界
- 強制通用力は、円建ての債務を法貨で弁済できる範囲の話。店が支払方法をあらかじめ決めておく自由や、外貨・値付けの自由は、この典拠は扱わない。硬貨の二十枚は日本の法律の値で、国が変われば違う。
この比較を、時代をまたいで並べて読む → P05 制度が良貨を隠す・P10 価値を支えるものの重心が移る
お札は、どうやって世の中に出ていくのか
現在 東京 日本銀行の窓口
印刷されたお札は、印刷所から直接、街に出るわけではありません。日本銀行によれば、銀行券の発行とは、金融機関が日本銀行当座預金から引き出して、日本銀行の窓口で受け取ることです。銀行が自分の口座の残高を減らし、代わりに紙の束を持ち帰ります。そのあと、私たちが預金を引き出して、はじめて財布に入ります。
発行額は、日本銀行が決めるのではなく、世の中の需要で決まります。買い物や小口の取引が増えれば、需要は高まります。利子は付かないが安全性と流動性が極めて高い資産なので、他の金融資産の利回りや金融システムの状況にも左右されます。
規模を見ておきます。二〇二五年の一年間に、日本銀行の窓口を通った銀行券の支払いと受入れは、合計で百八十二億枚、百二十・九兆円でした。同じ年の大晦日に、家庭や企業や金融機関で年を越した銀行券は、百二十・六兆円、百八十三・二億枚です。
独占発行は、最初からあったわけではありません。一八六八年に新政府が政府紙幣を発行し、一八七一年の新貨条例で「円」が生まれ、一八七二年の国立銀行制度では民間の国立銀行が銀行券を発行して、一八七九年までに百五十三行になりました。一八七七年の西南戦争で紙幣が増発され、激しいインフレーションが起きます。紙幣の発行を一つに集める必要が認められ、一八八二年に日本銀行が創立され、一八八五年五月に最初の日本銀行券が出ました。
一枚のお札は、日本銀行の負債が、銀行の口座残高という形から、紙の形に置き換わったものです。紙になっても、負債の相手は変わりません。
日本銀行の貸借対照表を読む
2026 年 8 月 31 日 東京 営業毎旬報告
日本銀行は、十日ごとに自分の貸借対照表を公表しています。営業毎旬報告と呼びます。二〇二六年八月三十一日現在の表を開きます。資産の合計は六百四十四兆六千六百二十億円です。そのうち国債が五百十九兆九千二百七十七億円で、すべて長期国債、国庫短期証券はゼロです。貸付金が七十一兆八千五百七十七億円、金地金は四千四百十三億円です。
負債の側に、この科目の主役が二つ並びます。発行銀行券が百十四兆八千六百七十三億円、当座預金が四百二十四兆三千二百二十億円。財布の一万円札も、銀行が日本銀行に持つ残高も、日本銀行にとっては負債です。資本金は一億円で、表の中で最も小さな科目の一つです。
読み方は一つです。資産の国債と貸付金が、負債の銀行券と当座預金を支えています。日本銀行が国債を買えば、売った銀行の当座預金が増え、負債が増えます。銀行が当座預金から引き出せば、当座預金が減って発行銀行券が増え、負債の中身が入れ替わります。「お札は、どうやって世の中に出ていくのか」で見た発行は、この表の負債の側の付け替えです。国債の売買や担保貸付は、日本銀行法第33条が日本銀行の通常業務として挙げるものです。
金属貨幣は、重量や品位を実物から測れました。現代の中央銀行マネーを読むには、中央銀行の貸借対照表を見る必要があります。日本銀行は、自分が負っているものと、それを裏づける資産を、十日ごとに数字で示します。
繰り返す構造で比較する → P10 価値を支えるものの重心が移る
関連して読む — お札は、どうやって世の中に出ていくのか
「決済」とは、何を消すことか
現在 東京 決済の三つの手段
自動車を買う約束をした瞬間、買い手には代金を払う義務が、売り手には代金を受け取る権利が生まれます。義務を債務、権利を債権と呼びます。決済とは、実際にお金の受払をして、この債権と債務を消すことです。お金が動くまで、約束は帳簿の上に残り続けます。
日本銀行は、お金を「誰もがそれが手に入るなら交換に応じてもよいと思うもの」と説明します。広い意味のお金は三つあります。銀行券と硬貨の現金通貨、個人や企業が銀行に持つ要求払預金、金融機関が日本銀行に持つ当座預金です。現金通貨には、法律による強制通用力、支払った瞬間に決済が終わる支払完了性、いつ何に使ったか分からない匿名性があります。要求払預金は、現金の運搬や盗難の危険を避けながら遠隔地や多額の決済をこなし、日本の仕組みでは支払完了性も持ちます。日銀当座預金は、中央銀行が提供する手段として、きわめて高い信用力と流動性と中立性を持ちます。
消し方にも工夫があります。日本銀行は二〇〇一年の初めに、当座預金と国債の決済を、一定時点で差額だけを決済する方式から、指図が届き次第一件ずつ直ちに実行する即時グロス決済に移しました。一件の不払いがどの支払いの失敗かをその場で特定でき、他の決済を止めずに済みます。国債では一九九四年四月から、証券の引渡しと代金の支払いを互いに条件づける DVP が実現し、渡したのに受け取れない「取りはぐれ」を防いでいます。
現金は、渡した瞬間に決済が終わります。現代の大半の決済は口座の数字の付け替えで、終わったと言えるのは、支払完了性を持つ手段で残高が動いたときです。
繰り返す構造で比較する → P14 値段は、表に書いてあるとは限らない
銀行が倒れたら、預金はどうなるのか
現在 東京 預金保険機構
口座の一万円は、銀行の負債です。銀行が破綻すれば、負債は約束どおりには返ってこないかもしれません。この不安に対して、日本には預金保険制度があります。対象の金融機関に預金をした時点で、預金保険法により、預金者と金融機関と預金保険機構の間に自動的に保険関係が成立します。預金者の手続きはありません。
保護の範囲は預金の種類で分かれます。当座預金や利息のつかない普通預金のような決済用預金は、決済サービスを提供でき、いつでも払い戻しを請求でき、利息がつかない、の三つを満たすものとして、全額が保護されます。利息のつく普通預金や定期預金は、一つの金融機関ごとに、預金者一人当たり元本一千万円までと破綻日までの利息等が保護されます。それを超える部分は、破綻した金融機関の財産の状況に応じて支払われ、一部が戻らないことがあります。外貨預金や譲渡性預金は対象外です。
制度の目的を、機構は、預金者等の保護と資金決済の確保によって信用秩序を維持することだと説明します。一つの銀行の支払不能は、他の銀行への支払いの失敗を通じて広がります。日本銀行はこれをシステミック・リスクと呼び、十億円の支払いが一件止まるだけで次の支払いが止まる例を挙げます。預金保険が守っているのは、あなたの残高であると同時に、支払いの連鎖です。
預けた先が倒れたとき、預けた人がどう扱われるかは、時代と制度で違いました。現代の日本は、決済用なら全額、それ以外なら一千万円まで、という線を先に引いています。
繰り返す構造で比較する → P06 貨幣制度が崩れる・P13 「安全」は、誰が約束しているのか
お金の量は、二つの物差しで測る
現在 東京 マネタリーベースとマネーストック
「お金の量」と言うとき、二つの別の数があります。一つはマネタリーベースです。日本銀行が世の中に直接供給するお金と説明され、日本銀行券発行高と貨幣流通高と日銀当座預金を足したものです。現金通貨と日銀当座預金を合わせた指標で、「日本銀行の貸借対照表を読む」で見た負債の側の二つの科目に、政府が発行する硬貨を足した数にあたります。
もう一つはマネーストックです。金融部門から経済全体に供給されている通貨の総量で、一般法人や個人や地方公共団体が保有する現金通貨や預金通貨の残高を集計します。金融機関と中央政府が持つ分は除きます。何を通貨に含めるかは国や時代で異なり、日本は範囲の広さに応じて M1、M2、M3、広義流動性の四つの指標を公表しています。
二つの物差しは、別のものを測っています。マネタリーベースは現金通貨と日銀当座預金の量、マネーストックは金融機関と中央政府以外が持つ現金と預金の量です。日本銀行が国債を買うと、マネタリーベースは増えます。マネーストックがどう動くかは、誰から買ったかで違います。銀行から買えば、銀行の資産で国債が当座預金に置き換わるだけで、預金は増えません。年金基金のような銀行以外から買えば、売り手の預金が増え、その分だけマネーストックも増えます。「QE で、実際に何が増えたのか」は、この二つを分けないと読めません。
家計がいくら持っているかを見るなら、第三の表があります。資金循環統計は、金融機関・法人・家計の金融資産と負債を、預金や貸出といった商品ごとに記録します。家計部門には、年金受給権や個人事業主の決済資金も含まれます。
関連して読む — 日本銀行の貸借対照表を読む/QE で、実際に何が増えたのか
日本銀行当座預金とは、何の口座か
現在 東京 日銀ネット
銀行は、日本銀行に口座を持っています。日本銀行当座預金です。日本銀行はこの口座の役割を三つ挙げます。金融機関が他の金融機関や日本銀行や国と取引するときの決済手段、個人や企業に支払う現金通貨の支払準備、そして準備預金制度の対象となる金融機関の準備預金です。
準備預金のために別の口座を開く必要はありません。当座預金取引をしている金融機関なら、当座預金の残高がそのまま準備預金として数えられます。制度の対象外でも、決済のために口座を持つ先があります。金融商品取引業者や短資会社です。
口座どうしの振替は、日本銀行が運営する日銀ネットで行われます。資金の当預系と国債の国債系があり、短期金融市場の取引、国債取引の資金決済、全国銀行内国為替制度や手形交換制度といった民間の決済システムの最終的な受払が、この振替で終わります。新しい日銀ネットは二〇一四年一月と二〇一五年十月の二段階で動き出し、二〇一六年二月に稼働時間を二十一時まで延ばして、海外市場との決済時間の重なりを増やしました。
金融機関の間の決済の円滑の確保は、日本銀行法第1条が定める目的の一つです。日本銀行は自ら決済手段を提供するだけでなく、民間の金融市場インフラの設計やリスク管理を監視するオーバーサイトも行います。
「財布の一万円と、口座の一万円は同じお金か」から始めた講義は、一段上がります。あなたの銀行の口座は、日本銀行の口座の上に載っています。
繰り返す構造で比較する → P07 新技術が貨幣を変える
関連して読む — 財布の一万円と、口座の一万円は同じお金か
ここまでの要点
- 三種類のお金 — 銀行券(日本銀行の負債)・要求払預金(銀行の負債)・日銀当座預金(日本銀行の負債)。硬貨は政府が発行
- 決済とは、実際にお金を動かして債権と債務を消すこと。終わったと言えるのは、支払完了性を持つ手段で残高が動いたとき
- お金の量は二つの物差し(マネタリーベース/マネーストック)で測り、片方が増えても他方が増えるとは限らない
在籍の方にひらいています
この先には、銀行 — 銀行貸出は、なぜ預金を増やすのか、中央銀行 — 銀行の銀行は、何をしているのか、国債 — 国家の借金は、金融システムで何をしているのか、レポと担保 — 国債は、なぜ金融市場の担保になるのか、2008 年の前に、何が変わっていたのか、2008 と QE — 金融システムが止まりかけたとき、中央銀行は何をしたのか、デジタル — Bitcoin・stablecoin・CBDC は、何を変え、何を変えないのか、負債の連なりの上で、帳簿を、自分で開く — そして巻末の資料(年表・人物・出典)が続きます。
在籍済みの方はログインしてください。無料の見本は教本 第 1 号『史料批判』(全文無料)へ。