NOMISMA SCHOLA

現代のお金

B19 — 横断テーマ

現代のお金 — 科目の口絵

財布の一万円と、口座の一万円は同じお金か。

監修: 葉山 満 / 本文の読了目安: 科目本文 約 11 分 + 教本 約 144 分 = 約 155 分 / 本文のほかに、演習 6 問・読む教材 3 停

この科目で、できるようになること

  • 財布の紙幣と口座の預金を、誰の負債かで言い分けられる。
  • 貸出が預金を作る仕組みと、それを制約するものを、一組で説明できる。
  • 量的緩和で何が増え、何が増えなかったかを、貸借対照表の科目で言える。
  • 国債が決済の担保として回る連鎖を、発行から金利の基準までたどれる。

教本 — TEXTBOOK

『現代のお金』 First Edition(2026)

一冊まるごとの図版教本。図版 19 点・読了の目安 約 144 分

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レッスン(8節)

  1. 財布の一万円と、口座の一万円財布の紙幣は中央銀行の負債、口座の残高は銀行の負債。額面が同じでも、負債の相手が違う。
  2. 銀行貸出は、なぜ預金を増やすのか貸出が預金を作る。ただし、何が貸出を制約するかを一組で持つ。
  3. 中央銀行は、何を動かしてきたのか操作目標は何度も変わった。政策の記事は、その年の目標が金利か量かを先に確かめる。
  4. 国債は、誰の負債で、誰の資産か国債は国の負債で、持つ側の資産。日本銀行は最大の保有主体だが、直接引受けではなく市場からの買入れの結果。
  5. 国債は、なぜ金融市場の担保になるのか相手の顔ではなく、担保が信用を運ぶ。国の負債が、民間の資金の土台になっている。
  6. 二〇〇八年の前に、何が変わっていたのか2008 年は、原因 → 配管 → 詰まり → 中央銀行の対応、の順に読む。
  7. QE で、実際に何が増えたのかQE は国の負債と中央銀行の負債の交換。増えたのは準備で、紙幣ではない。
  8. デジタルのお金は、何を変え、何を変えないのかデジタルのお金も、最初に問うのは同じ — 誰の負債か、中央銀行の帳簿で決済されるか。

ケーススタディ — 教材で使う(3)

  • 基軸の重み アメリカ 2008年 危機の夜の金融街
    第 6・7 節。2008 年の危機の夜、中央銀行どうしのスワップでドルが送られた場面を、アメリカ編の停で
  • デジタルの岸辺 アメリカ 2009年 インターネットの上
    第 8 節。2009 年に始まったビットコインを、ドルの航路はどう位置づけたか
  • エピローグ 総論・世界2700年 後 2009年– 暗号資産
    第 8 節。総論のエピローグ「暗号資産」— 発行者のいない貨幣という発想の来歴

評価方法

科目内の演習 6 問(確認 4・比較 0・記述 2)。到達は自己評価で記録します。