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「安全」は、誰が約束しているのか

「保証」「裏づけあり」という言葉の裏で、誰が、何を、いくらまで差し出しているのか

王の銀行の紙・国債を引き受けた会社の株 → 信託会社の預金 → 裏づけを名乗る証券とデジタルのお金

3分でわかる 「安全」の看板の裏

  1. 絵で見る
  2. あなたならどうする?
  3. くわしく読む

1絵で見る

横に送って見られます

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昔

昔、王の銀行が出した紙が出回った

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昔

国の借金を引き受けた会社の株もあった

3 / 9

昔

信託会社は、法の外で預金を集めた

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似ているところ

「安全」の看板は、約束する者の信用を借りて立つ

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似ているところ

看板が先に大きくなると、裏づけを確かめる人が減る

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今

今は「裏づけあり」を名乗る証券や、デジタルのお金

7 / 9

違うところ

約束するのは誰か。守る法はあるか。そこが違う

8 / 9

使える見方

誰が・何で・いくらまで守るかを、開示と法で確かめる

9 / 9

気をつけること

「昔の紙=今の電子マネー」と置かない

2あなたならどうする?

「元本保証」「裏づけあり」と書かれた、新しいデジタルのお金を見つけました。まず何をしますか?

選んでみてください

看板を信じて、すぐ申し込む

看板が先に大きくなると、裏づけを確かめる人が減ります。昔の王の銀行の紙も、信託会社の預金も、約束する者の信用を借りて立っていました。

誰が・何で・いくらまで守るかを調べる

開示のページと、守る法を見ます。約束する者と、守る法の有無は、時代ごとに違ってきたからです。

3くわしく読む

本文をくわしく読む ↓

保証

昔の代表的な場面

いまのお金の場面

本の場面のうち、このテーマが現れるもの。昔の場面との比べ方を、場面ごとに並べています。

銀行が倒れたら、預金はどうなるのか

1-06 / 現代のお金 現在 東京 預金保険機構

似ている
預けた先が倒れれば戻らない、という預金の性質は、両替商の時代から変わらない。
違う
現代は保険という第三者が線を引き、線の内側では「銀行の負債」が「機構の約束」に置き換わる。
使える
残高を見たら、決済用か一般預金か、一つの金融機関に一千万円を超えていないか、を確かめる。
限界
一千万円は日本の現行の値で、合併後一年は行数倍になる例外がある。破綻処理の方式(保険金支払・資金援助)までは扱わない。

ステーブルコインとは、誰の、どんな約束か

8-04 / デジタル 2025年7月18日 ワシントン GENIUS 法

似ている
預かり証を額面で金に換える約束は、金細工師の時代の預かり証と同じ構造。
違う
裏づけが金ではなく短期国債・レポ・中央銀行の口座で、法律が内訳を指定し、利息の支払いを禁じる。
使える
ステーブルコインを見たら、発行者は誰か、何を裏づけにするか、どの法律の下にあるか、を確かめる。
限界
法律の施行時期や規制当局の細則、日本の電子決済手段の規制の中身は扱わない。

裏づけを読む — 開示のページを開く

8-05 / デジタル 2026年8月31日 ボストン USDC の準備

似ている
裏づけを公開して信用を得る方法は、銀行が貸借対照表を公表し始めた時代の発想と同じ。
違う
裏づけが短期国債とレポで、開示が週次、保証が月次と、頻度が桁違いに高い。
使える
開示のページを見たら、区分と頻度と保証の主体を読み、金額はその日の値として扱う。
限界
この停は一社の自己開示に基づく。他の発行者や、保証と監査の違いの評価はしない。

住宅ローンが、証券になる

6-02 / 2008年の前に 2000年代 米国

似ている
債権を束ねて売買できる形にする発想は、手形の裏書譲渡と同じ系譜にある。
違う
束の中身が見えず、格付けが中身を確かめる役を代行し、束の束まで作られた。
使える
「証券化」と聞いたら、誰の負債を束ねたか、誰が中身を確かめたか、を問う。
限界
この停は委員会の結論部だけに基づく。金額は PDF の抽出で数字が欠けたため引かない。報告書には反対意見も付いている。

担保の値段が下がると、何が起きるか

6-05 / 2008年の前に 2007年夏〜2008年9月 米国・欧州

似ている
担保の値下がりが貸し手の逃げ足を速める構図は、担保付きの貸付がある所には常にある。
違う
担保が住宅ローン証券、貸し手が MMF と海外の銀行で、連鎖が一晩で世界に広がる。
使える
危機の報道は「何の担保の値段が下がったか」から読む。
限界
因果の全体像は委員会の結論と NY 連銀の記述に基づく。報告書には、世界的な資本移動を主因とする反対意見も付いている。

昔と今の比べ方

似ている

「安全」の看板は、約束する者の信用を借りて立つ。看板が先に大きくなると、裏づけを確かめる人が減る

違う

ローの紙は王の銀行、南海会社は国債の引受け、信託会社は法の外の預金、ステーブルコインは民間の準備資産。約束の主体と、守る法の有無が違う

使える

「元本保証」「裏づけあり」と聞いたら、誰が・何で・いくらまで守るのかを、開示のページと保護の法で確かめる

限界

「ローの紙=いまの電子マネー」と置くとき。預金保険や資金決済の法がある時代と無い時代を、同じ棚に置かない

「似ている」だけで終わらせないため、違うところ、いまに使えること、昔の例をいまに当てはめてはいけないところ(限界)も書いています。

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