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しくみを知る

昔と今のお金を比べる

物価が上がる、銀行に預ける、借りて返す。いまのお金の場面を、昔の場面と並べて読みます。同じところだけでなく、違うところと、いまに当てはめられないところも書いています。

15のテーマ

財政と貨幣の制約 国家の支出の必要は、貨幣制度に何をしてきたか 改鋳・品位低下 → 財政・国債・中央銀行・インフレ 信用で貨幣を作る その残高は、誰の帳簿の上にあるのか 手形・預かり証 → 銀行預金・信用創造 国家が戦争を支払う 戦争は、貨幣制度のどこを最初に試すのか 戦費・改鋳 → 国債・中央銀行・財政 強い通貨が国境を越える なぜ、疑わずに済む一枚が国境を越えるのか フクロウ銀貨・デナリウス・8レアル → ドル基軸 制度が良貨を隠す 価値の違う二つを同じ値で受け取らせると、人は何をするか 品位の違う貨幣を同じ名目で受け取らせる → 通貨選択・資本逃避 貨幣制度が崩れる 崩れ方は、何が制度を支えていたかをどう教えるか 王朝交代・改鋳 → 通貨危機・デフォルト 新技術が貨幣を変える 作る技術が変わると、誰が作れるかはどう変わるか 打刻→機械→紙 → 電子決済・CBDC・暗号資産 民間が貨幣を作る 国家以外が作ったお金を、国家はどう扱ってきたか 商人信用・私札・銀行券 → 銀行預金・ステーブルコイン 国際収支が政治を動かす 貨幣の流れは、政治より速いのか 銀の世界流通 → 為替・経常収支・準備通貨 価値を支えるものの重心が移る 今のお金は、何によって価値を持つのか 金属・王権・法・刻印・度量衡 → 紙・データ・国家・税・中央銀行・銀行・決済網 時間に値段をつける 今日の一万円と、一年後の一万円は同じ価値か 貸付・利子・利子禁止と迂回 → 商業信用・公債利回り・金利市場・政策金利・イールドカーブ 信用には、何を差し出すのか 相手が疑わずに受け取れるものは、何か 質・不動産・商業手形 → 国債・証券・レポの担保 「安全」は、誰が約束しているのか 「保証」「裏づけあり」という言葉の裏で、誰が、何を、いくらまで差し出しているのか 王の銀行の紙・国債を引き受けた会社の株 → 信託会社の預金 → 裏づけを名乗る証券とデジタルのお金 値段は、表に書いてあるとは限らない 自分は、いくら払っているのか。誰が、どこで取っているのか 両替の差益・改鋳の出目・縁の削り取り → 決済の手数料と、残高の運用益 時間は、借りる側の敵で、貸す側の味方か 利子とは、時間の値段か、それとも信用の不足を埋める持参金か 出挙の利率・利子の禁止・借上の質 → 利子付きの紙・国債の借換え → ゼロ金利と長短の金利

昔の場面と、いまの場面の対応表

主題ごとに、時代の代表の場面を一つずつ置きました。押すと、昔の場面は「世界と日本のお金の歴史」へ、いまの場面は本へ進みます。

古代中世近世近代現代
国家財政と貨幣の制約 価値を支えるものの重心が移るリディア サルディス総論・世界 リディア 紀元前600年イスラームの複本位総論・世界 イスラームとインド 後696–697年パリの造幣所フランス 太陽王の金が溶ける 1683〜1715年金本位制総論・世界 機械と革命 後19世紀誰が決めるのか — 政策委員会と、二つの禁止本『現金・預金・中央銀行をつなぐ』 現在 東京 日本銀行法 第15条・財政法 第5条
戦争国家が戦争を支払うアテナイの民会総論・世界 ギリシャ 紀元前483–480年王の身代金総論・世界 戦争とお金 中世キッパー・ウィッパー総論・世界 ドイツ 後1620年代ワイマールの紙幣総論・世界 機械と革命 後1914–1923年国債とは、誰の、いくらの借金か本『現金・預金・中央銀行をつなぐ』 2026年6月30日 東京 財務省
信用信用で貨幣を作る 民間が貨幣を作るメソポタミア総論・世界 起源以前 紀元前31–18世紀為替手形総論・世界 金融の誕生 中世ロンドンの金細工師総論・世界 金融の誕生 後17世紀ジキル島の密議総論・世界 アメリカ 後1913年銀行貸出は、なぜ預金を増やすのか本『現金・預金・中央銀行をつなぐ』 2014年 ロンドン イングランド銀行 季刊誌
インフレ財政と貨幣の制約 貨幣制度が崩れる帝国の造幣所イタリア 希釈 2〜3世紀宋 四川総論・世界 東方の貨幣文明 後1024年江戸・大坂日本 改鋳の世紀 1706〜1711年レンテンマルクの奇跡総論・世界 ドイツ 後1923年11月金融政策とは、何を動かすことか本『現金・預金・中央銀行をつなぐ』 現在 東京 日本銀行法 第2条
銀行信用で貨幣を作る 信用には、何を差し出すのか神殿という銀行総論・世界 神と貨幣 紀元前2000年–バンコと破産総論・世界 イタリア 後14世紀アムステルダム銀行総論・世界 オランダ 後1609年東京 日本銀行日本 西南戦争とインフレ 1882〜1899年準備預金制度は、何のためにあるのか本『現金・預金・中央銀行をつなぐ』 1957年〜 東京 準備預金制度に関する法律
国際通貨強い通貨が国境を越える 国際収支が政治を動かすラウレイオンの銀山総論・世界 ギリシャ 紀元前6世紀末–5世紀北の交易路総論・世界 ビザンティン 後9–10世紀新大陸の造幣所スペイン 8レアル 16世紀ロンドン・王立造幣局イギリス ソブリン誕生 1817年ドルは、米国の外でも作られる — ユーロダラー本『現金・預金・中央銀行をつなぐ』 1962年〜2008年 ロンドン・ニューヨーク・バーゼル
技術新技術が貨幣を変えるインド 打刻銀貨総論・世界 イスラームとインド 紀元前6–4世紀宋の中国総論・世界 ビザンティン 後1023年パリの造幣所の工房フランス ルイドールと機械打ち 1629〜1672年グリーンバック総論・世界 アメリカ 後1861年ビットコインは、何を解いたのか本『現金・預金・中央銀行をつなぐ』 2008年10月31日 インターネット
利子時間は、借りる側の敵で、貸す側の味方か諸国の正倉日本 寺が銀行だった 7〜13世紀利子の禁止と迫害総論・世界 神と貨幣 中世江戸 浅草蔵前日本 飢饉と打ちこわし 1789年商人の帳場トルコ 利子付きの紙 1840年超過準備に、利息が付く本『現金・預金・中央銀行をつなぐ』 2008年〜2024年 東京 補完当座預金制度

本『現金・預金・中央銀行をつなぐ』現金・預金・中央銀行をつなぐ世界と日本のお金の歴史