NOMISMA

新技術が貨幣を変える

作る技術が変わると、誰が作れるかはどう変わるか

打刻→機械→紙 → 電子決済・CBDC・暗号資産

3分でわかる 技術とお金

  1. 絵で見る
  2. あなたならどうする?
  3. くわしく読む

1絵で見る

横に送って見られます

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昔

昔は、金属を打って硬貨を作った

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昔

やがて、機械で作るようになった

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昔

そして、紙のお金が生まれた

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今

今は、電子の支払いがある

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今

中央銀行のデジタル通貨や、暗号資産も現れた

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似ているところ

作る技術が変わると、誰が作れるかが変わる

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違うところ

打刻→機械は真贋、電子→暗号は台帳が問いになった

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気をつけること

技術の新しさを、値打ちの裏づけと取り違えない

2あなたならどうする?

新しい技術で作られた新しいお金を、知人から勧められました。「最新の技術だから安心」と言われます。どう受け止めますか?

選んでみてください

最新の技術なら、安心できる

技術の新しさは、値打ちの裏づけとは別のものです。技術はお金の形を書き換えてきましたが、保証の問いは残ります。

誰が保証しているのかを聞く

その問いは、どの時代にも残ってきました。打刻でも紙でも暗号でも、保証の問いは技術とは別に確かめます。

3くわしく読む

本文をくわしく読む ↓

昔の代表的な場面

いまのお金の場面

本の場面のうち、このテーマが現れるもの。昔の場面との比べ方を、場面ごとに並べています。

日本銀行当座預金とは、何の口座か

1-08 / 現代のお金 現在 東京 日銀ネット

似ている
両替商どうしが互いの帳簿で貸し借りを相殺したように、銀行どうしは日本銀行の帳簿で残高を付け替える。
違う
相殺の相手が同格の商人ではなく、法律で目的を定められた中央銀行で、振替は即時グロスで一件ずつ終わる。
使える
「銀行にお金がある」と聞いたら、金庫の現金か、日銀当座預金の残高か、を分ける。
限界
当座預金の利息(補完当座預金制度)は中央銀行のブロックで扱う。残高の業態別の分布は見ていない。

国債は、どこで受け渡されるのか

4-04 / 国債 1980年〜 東京 国債振替決済制度

似ている
両替商の帳簿で預かり金を付け替えた振替は、券面を動かさずに権利を移す方法として同じ。
違う
振替の帳簿が中央銀行にあり、法律の認可で運営され、資金の決済と条件づけられている。
使える
「国債を買った」と聞いたら、どの口座に、どの参加者を通じて記帳されたかを想像する。券面は無い。
限界
社債や株式の振替制度の細部、国債登録制度の残りの用途は扱わない。

交通系カードの残高は、誰の負債か

8-01 / デジタル 現在 東京 資金決済に関する法律

似ている
特定の発行者が出した価値が、限られた範囲で貨幣のように回る形は、藩札や商店の私札と同じ。
違う
電子的に記録され、法律が定義と保全の枠を与えている。範囲の限定は、法ではなく発行者の契約で決まる。
使える
残高を見たら、発行者は誰か、どこで使えるか、どこまで保全されているか、の三つを問う。
限界
供託の基準額(政令)と、供託以外の保全方法(保全契約・信託)の中身は扱わない。会計上の扱いも別に確かめる。

ビットコインは、何を解いたのか

8-02 / デジタル 2008年10月31日 インターネット

似ている
発行者のいない貨幣、という発想は、秤で量った銀が国家の刻印なしに流通した時代の記憶と重なる。
違う
素材による価値の裏づけはない。proof-of-work が支えるのは取引の順序と改ざんへの耐性で、市場での価値そのものを保証しない。発行者も負債もない。
使える
「ブロックチェーン」と聞いたら、それが解いたのは何か(順序と二重支払い)、解いていないのは何か(価値と単位)を分ける。
限界
価格や採掘の現状、電力の議論は扱わない。BIS の評価は2025年時点のもの。

中央銀行デジタル通貨 — 現金のデジタル版になるのか

8-07 / デジタル 2020年〜2026年 東京・フランクフルト

似ている
国家が新しい素材で貨幣を出す判断は、銅から紙へ移った歴史と同じ形をしている。
違う
素材が電子的な記録で、設計に二層構造・オフライン・相互運用性という決済システムの要件が最初から組み込まれる。
使える
CBDC の報道を見たら、一般利用型かホールセール型か、直接型か間接型か、発行の決定があったか、を確かめる。
限界
各国の進捗は日々変わる。この停は日本銀行の2020年方針と2026年6月の報告、ECB のページに基づく。

昔と今の比べ方

似ている

作る技術が変わると、誰が作れるかが変わる

違う

打刻から機械へは真贋の問題、電子から暗号へは台帳の問題

使える

技術は貨幣の定義を書き換えるが、保証の問いは残る

限界

技術の新しさを価値の裏づけと取り違えるとき

「似ている」だけで終わらせないため、違うところ、いまに使えること、昔の例をいまに当てはめてはいけないところ(限界)も書いています。

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講座の本文と図解の本、国ごとの物語をすべて読めて、貨幣学検定も受けられます。

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