NOMISMA

神社・寺院・信仰とお金

英語のマネー、フランス語のモネ、ドイツ語のミュンツェ。 どれも、ローマの丘の女神ユノ・モネタの神殿の名から来ています。

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3分でわかる 信仰とお金

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  3. あなたならどうする?
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横に送って見られます

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ローマ

マネーという言葉は、女神ユノ・モネタの神殿の名から

神殿の隣に、造幣所があった

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神殿は最初の銀行だった。預かる・書き残す・請け合う

のちに預かりと記録は銀行へ、請け合いは国家へ

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奈良時代

大仏を鋳る銅と銭の銅。同じ金属の奪い合いになった

当時は疫病と乱への対処。無駄遣いとは読まない

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お金を請け合う者は、神から王へ、王から国家へ移った

ドル紙幣には今も「我々は神を信じる」と刷られている

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鎌倉の後半〜

寺は金貸しでもあった。利息は年に4割八分から7割二分

取り立ての最良の道具は、借り手の信仰心

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12世紀

騎士団は、パリで預けたお金をエルサレムで引き出せるようにした

信仰の組織だから、国境を越えて信用された

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1517〜1571年

救いを売る札、聖像の破壊、寺の焼き討ちが続いた

信仰の顔をした、お金の事件でもあった

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天文9年

その年の米を神仏に供える習わしが、お賽銭になった

土地からではなく、人の足から銭を得るように

2数字で見る

約25%

日本編で、寺社とお金の話を語る停留所の割合

日本編(269停留所で68件)約25%
総論(242停留所で22件)約9%

50万リーヴル

1299年、騎士団がフランス王に貸した額

3あなたならどうする?

寺社とお金の話は、日本編に68件、総論に22件。「書き手が日本編を厚く書いただけ」と言い切れますか?

選んでみてください

言い切れる。件数の差は書き手の偏り

それだけでは説明しきれません。停留所の数で割ると、日本編は約25%、総論は約9%。分母を揃えても差が残ります。

停留所の数で割ってから考える

それが確かめ方です。日本編は269停留所で68件(約25%)、総論は242停留所で22件(約9%)。書き手の偏りだけでは説明しきれない差が残ります。

4くわしく読む

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再現画神社・寺院・信仰とお金 — 講座の口絵

この講座で、分かるようになること

  • マネーやモネという言葉が、神殿の名から来たことの意味を説明できる。
  • 宗教施設が貨幣制度で果たした役割を、三つ挙げられる。
  • 信仰のための支出が、貨幣制度をどう動かしたかをたどれる。
詳しい案内

講座の番号:B06

監修: 葉山 満

本文のほかに、演習10問・コイン4点・読む教材11件 所要時間の出し方

ほかに分かること

  • 「価値を保証する存在」が神から国家へ移った過程を言えるようになる。
  • 中世日本の寺社金融(出挙・祠堂銭・土倉)を、利率と担い手つきで説明できる。
  • 信仰と貨幣の衝突(免罪符・聖像破壊・焼き討ち)を、経済の側面から読める。

この講座は、ほかの講座を読まなくても始められます。

あわせて読むと、つながりが分かる講座(任意)

  • コインの絵と文字を読み解く
    分かること:一枚の表裏を見て、どの部位に何があるかを指せるようになる。
    本文の第3節で、この講座に触れています。

出典の確かめ方を詳しく知りたい方へ(任意)

評価方法

講座内の演習10問(確認7・比較0・記述3)。到達は自己評価で記録します。

この講座の8つの章
  1. 神殿は、最初の銀行だった神殿は保管・記録・保証を担った。貨幣の起源を一つに決めず、記録を残す場所と貨幣の制度の結びつきを読む。
  2. 信仰のための支出が、制度を動かす宗教支出は当時の枠組みでは国家事業。現代の価値判断で「無駄」と分類しない。
  3. 保証人が、神から国家へ移る保証人は神→王→国家と移った。それでも最後に残るのは「信じる」という行為そのもの。
  4. 日本編だけ、突出して厚い件数の偏りは、割合に直すと別の顔を見せる。分母を揃えてから比べる。
  5. 寺という金融機関 — 出挙から土倉まで最古の金貸しは寺だった。取り立ての最良の道具は、暴力ではなく信仰だった。
  6. 騎士団の銀行 — テンプルの塔聖地を守る戦士団が、国境を越えて富を預かる、初期の国際的な金融の担い手になった。富を預かる者は、富を欲する者の標的になる。
  7. 衝突の半世紀 — 免罪符・聖像破壊・焼き討ち十六世紀、信仰と貨幣の結び目が東西で同時に燃えた。衝突は信仰の顔をした経済事件でもある。
  8. 賽銭の考古学 — 散銭から賽銭へ賽銭は初穂の記憶。土地からではなく人の足から銭を得る転換の、いちばん静かな証人。
読む教材(11)
  • ローマ共和政 総論・世界 紀元前269年 モネータの神殿
    第1節。モネタという言葉の出どころ。短い停留所ですが、この講座の核です
  • 大仏を鋳た銅 日本 740〜745年 恭仁京・難波・紫香楽
    第2節。五年で四たび都が動いた記述を、原文で確かめてください
  • 神と貨幣 総論・世界 通史 神々の顔から国家の顔へ
    第3節。保証人が移り変わり、最後に「我々は神を信じる」に戻る一巡りです
  • 黄金と侵略 日本 1597年 京 方広寺門前
    恩賞の仕組みが、信仰とは別の形で人を動かした例。第2節と対で読んでください
  • 近江 坂本 日本 寺が銀行だった 13世紀後半〜16世紀
    第5節。「取り立ての最良の道具は、暴力ではなく信仰でした」——この講座で最も鋭い一行
  • 贋金王とテンプル フランス 12〜14世紀 パリ・タンプル囲い地
    第6節。王の財宝がテンプルに納められていた、という具体の記述
  • 信長 日本 1571年 近江 比叡山
    第7節。焼き討ち=富の接収。死者数の史料の食い違いまで含めて読む
  • 寺社の堂前 日本 寺が銀行だった 15〜16世紀
    第8節。散銭から賽銭へ。最古の賽銭箱の記録も、ここにあります
  • 紙がカネを運ぶ イタリア 13〜14世紀 教会の説教壇
    利息を罪とする教えの下で、貸付の利子ではなく両替の差益という形が信仰と商売の折り合いをつけました。これを抜け道と読むのは行き過ぎだ、という但し書きまで含めて読んでください。
  • 沈み場は、家の中にある インド 現在 南の寺院
    寺院の蔵に納められたまま数えられていない金が、業界の見積りで三千から四千トンあります。奉納された金には返す相手がいないから動かない、という性質の話です。
  • 銭荒 中国 845年 廃された寺、鐘の残る堂
    仏像と鐘のために使われていた銅を、国家が没収して銭に鋳直した年です。祈りと財政が同じ金属を取り合ったとき、どちらが勝つかは何で決まると書かれているかを読んでください。

次に読む

戦争の費用は誰が払ったのか →

次に分かること:戦費をまかなう四つの手段を挙げて、それぞれの副作用を言える。

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講座の本文と図解の本、国ごとの物語をすべて読めて、貨幣学検定も受けられます。

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