NOMISMA SCHOLA

お金の仕組み — 素人版

P4 — 銀行は預金を貸しているのか

お金の仕組み — 素人版 — 科目の口絵

財布のお金と口座のお金は、誰の負債か。 銀行・中央銀行・国債・金利・物価の仕組みを、専門語を使わずに一つずつ置いていきます。

監修: 葉山 満 / 本文の読了目安: およそ 11 分(本文 5,569 字・毎分500字で換算。演習と読む教材の時間は含みません) / 本文のほかに、演習 6 問・実物 2 点・読む教材 3 停

この科目で、できるようになること

  • 財布の紙幣と口座の残高を、誰の借りかで言い分けられる。
  • 銀行の貸出が預金を作る順序を、自分の言葉で説明できる。
  • 中央銀行が動かす金利と物価の目標を、時点つきの数で言える。
  • ニュースの「利上げ」「円安」を、自分の家計への道筋に置き換えられる。

レッスン(8節)

  1. 財布のお金と口座のお金 — 誰の借りか紙幣は中央銀行の借り、口座の残高は銀行の借り。額面が同じでも、相手が違う。
  2. 銀行は預金を貸しているのか貸出が預金を作る。ただし限りがあり、最後に決めるのは中央銀行の金利。
  3. 銀行が倒れたら — 預金を守る線預金保険は自動で成立。線は 1 金融機関・1 人・元本 1,000 万円と利息。線の高さは国で違う。
  4. 中央銀行は何をしているか — 金利を動かす中央銀行が動かすのは金利。目標は物価 2 パーセント。数には日付がつく。
  5. 国債 — 国の借りは、誰の資産か国債は国の借りで、持つ側の資産。最大の持ち手は日本銀行。家計は預金と保険の先で間接に持つ。
  6. 物価 — 籠の値段を測る物価は籠の値段。数には時点と基準年を添える。自分の籠は平均と違う。
  7. 為替と生活 — 円高・円安を財布で読む為替は交換比率。1 万円 ÷ レート=受け取るドル。数が小さいほど円高。
  8. ニュースの一行を、仕組みの上に置くどのお金が・誰の借りが・数の時点は・自分のどこに。四つの問いで一行を読む。

読む教材(3)

  • 1907年恐慌 アメリカ 1907年10月 ニューヨーク、信託会社の窓口
    第 3 節。1907 年の取り付け。預金が銀行の借りであることを、列の側から
  • インフレ三千年 総論・世界2700年 現代 予防接種
    第 4 節。ボルカーの利上げ。金利という一つの数が、家計と工場の両側に効く
  • 飢饉と打ちこわし 日本 1787年 江戸と大坂
    第 6 節。百文で買える米。物価を籠で測る発想の、江戸の形

評価方法

科目内の演習 6 問(確認 4・比較 0・記述 2)。到達は自己評価で記録します。