お金の未来
P7 — 現金は無くなるのか

カード、電子マネー、暗号資産、中央銀行のデジタル通貨。 新しい払い方の裏で、誰が負債を負い、何が変わらないかを読みます。
監修: 葉山 満 / 本文の読了目安: およそ 10 分(本文 5,166 字・毎分500字で換算。演習と読む教材の時間は含みません) / 本文のほかに、演習 6 問・実物 2 点・読む教材 3 停
この科目で、できるようになること
- 財布の現金・口座の預金・カード・電子マネー・暗号資産を、誰の負債かで言い分けられる。
- 「現金が減った」という数を、件数か金額か、分母は何かを添えて読める。
- 先に渡すお金と後で払うお金で、自分のお金がいまどこにあるかを言える。
- 中央銀行のデジタル通貨について、各国が決めたことと決めていないことを分けられる。
レッスン(8節)
- 三人のレジ — 払い方を「誰の負債か」で分ける払い方は三つ。その場で終わる、後で払う、先に渡す。まず、誰の負債かを言う。
- 現金は減っているのか — 数の分母を確かめる件数か金額か。分母は何か。物差しが変わった年は、前の年と並べない。
- 先に渡したお金はどこにあるか — 電子マネーと預かり証先に渡したお金は、発行者の手の中にある。戻るのは、法律が決めた範囲だけ。
- 発行者のいないお金 — ビットコインの仕組み発行者がいない。だから誰の負債でもなく、困ったとき請求する相手もいない。
- ドルに結ばれた数字 — ステーブルコインは誰の負債かステーブルコインは発行者の負債。裏づけは開示で確かめ、中央銀行の帳簿には載らない。
- 中央銀行のデジタル通貨 — 決めたことと、決めていないこと中央銀行のデジタル通貨は、多くの国で準備中で、発行はどこも決めていない。決めたことと決めていないことを分けて読む。
- AI と金融の入口 — 何が速くなり、何が残るかAI は型を見つける仕事を速くする。偏りと依存と群れは、新しい危険として同じ報告に書いてある。
- 何が変わらないか — 使う前の五つの問い形は変わる。問いは変わらない。誰の負債か、中央銀行の帳簿で決済されるか、先か後か、取り消せるか、誰に言うか。
読む教材(3)
- 復興から手のひらへ 日本 2024年〜 レジと賽銭箱
第 2 節。四割二分八厘と、名目 GDP の二割。減った現金と残っている現金が、別の数で測られている場面 - デジタルの岸辺 アメリカ 2009年 インターネットの上
第 4 節。国家に属さない貨幣の値段が、ドルで語られ続けている。発行者のいないお金を、航路はどう置いたか - 島の選択 イギリス 現在 現金の消えゆく街角
第 6 節。千二百年の航路の終わりに、手で触れられないポンドの検討。残ったのは名前と信用だという結び
評価方法
科目内の演習 6 問(確認 4・比較 0・記述 2)。到達は自己評価で記録します。