国庫
こっこ / treasury — 制度
国の金を出し入れする、金庫と役所。
エキュ・ブラン(ルイ14世の銀エキュ)1690年
白金3ルーブル1828年
1000レイス記念銀貨1898年(インド航路400年)
戦が始まると、国庫の帳簿は出るものが増え入るものが減るという算術に追い詰められる。手元には増税か借金か、そして三つめの道——貨幣に手を伸ばす道がある。銀貨の貴金属を減らして額面はそのままにし、差益を国庫へ入れる。名前のない戦時税である。
カンナエの敗戦ののちローマは青銅貨を軽くし、独立戦争の大陸会議は軍隊はあるのに国庫も課税の権限も持たなかった。千五百五十七年、フェリペ二世は国庫の破産——支払いの停止を宣言した。
⚠ 差額は一時的に国庫へ入り、そのあと物価という形で、貨幣を持つ全員に請求が回る。