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昔の物価と給料を比べる

ローマ兵の年俸は、いまのいくらに当たるのか。比べる物差しと計算の限界を学びます。

本文を読む目安:約6分
確認問題は任意です(この時間に含みません)
読める範囲:講座の入口と目次は無料・本文は購入された方向け
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3分でわかる 昔の値段のくらべ方

  1. 絵で見る
  2. 数字で見る
  3. あなたならどうする?
  4. くわしく読む

1絵で見る

横に送って見られます

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ローマ兵の給料は、今のいくら? 答えは物差しで変わる

銀で測るか、パンで測るか、働いた日数で測るか

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物差しを書かない換算は、数字の顔をした意見

答えは物差しごとに、桁で変わる

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公式の登録簿を1冊ずつ数え上げた集計が、今も使われる

銀1万6886トン、金181トン

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「密輸の分は入っていない」と自分で書いたから長生き

数字の寿命は、限界の書き方で決まる

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「価格革命」も、1年に直せば1.1〜1.4%

100年で3〜4倍。1年では気づけない速さ

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内戦の軍費は4156万円余り。資料でかなり違う

同じ頃の税収は、4800万円ほど

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明治10年代

物価が上がると、村は得をし、給料暮らしの町は損をした

「誰にとっての物価か」を必ず問う

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数えられたのは、数える仕組みを通ったものだけ

密輸・闇の値段・戻れなかった人の貯え

2数字で見る

4156万円

西南戦争の軍費(余り)。同じ頃の政府の税収とくらべると

同じ頃の税収4800万円ほど
西南戦争の軍費4156万円余

1.4%

100年で4倍になるときの、1年あたりの上がり方

3あなたならどうする?

テレビで「ローマ兵の年収は、今のお金で◯◯円」と聞きました。この数字を信じる前に、まず何を確かめますか?

選んでみてください

いちばん新しい物価の数字

大事なのは、その前の段階です。銀・物価・働いた日数のどれで換算したかで、答えは桁で変わります。

どの物差しで換算したか

これがこの講座の第一の作法です。正しい物差しは一つではありません。物差しを書いてあることだけが、正しい答え方です。

4くわしく読む

本文をくわしく読む ↓

再現画昔の物価と給料を比べる — 講座の口絵

この講座で、分かるようになること

  • 古代の賃金の現代換算が「換算の物差し選び」の問題であることを説明できる。
  • ハミルトンの集計の方法と限界を、計量史学の模範として語れる。
  • 年率換算(百年四倍=年一・四%)で速度の直感を持てる。
詳しい案内

講座の番号:F7

監修: 葉山 満

本文のほかに、演習6問・コイン1点・読む教材4件・参考文献1件 所要時間の出し方

ほかに分かること

  • 「数えられないもの」を明記する作法を実践できる。

この講座は、ほかの講座を読まなくても始められます。

あわせて読むと、つながりが分かる講座(任意)

  • 重さと純度からコインを読む
    分かること:一枚の量目と品位から、実際に含まれる金属の量を計算できる。
    本文の第4節で、この講座に触れています。

出典の確かめ方を詳しく知りたい方へ(任意)

評価方法

講座内の演習6問(確認4・比較1・記述1)。到達は自己評価で記録します。

この講座の6つの章
  1. ローマ兵の年俸 — 換算という難問銀で測るか、パンで測るか、日数で測るか。物差しの選択が、答えを桁で変える。
  2. 集計の金字塔 — ハミルトンの方法一次資料の網羅・数字の公表・限界の明記。1930年代の集計が、今も模範である理由。
  3. 速度の直感 — 百年で三〜四倍を年率で読む「革命」も年率にすれば一・一〜一・四%。速度の直感が、名前に振り回されない読みを作る。
  4. 戦費を算える — 幅を書いた集計者軍費四千百五十六万円余「資料によってかなり違う」。幅の明記ごと引用するのが作法。
  5. 誰にとっての物価か — 分配の計量インフレは村に有利で町と国に不利だった。平均の物価の下に、別々の損益表がある。
  6. 数えられないものの目録 — 計量の限界の作法件数は記述の量、出土は埋めた者の偏り、帳簿は関所の内側。限界の目録が計量を守る。
読む教材(4)
  • セビリャ、公式登録簿の書庫 スペイン 価格革命 1503〜1660年
    第2節。方法の金字塔。限界の明記まで含めて模範
  • カスティーリャの町 スペイン 価格革命 1501〜1600年
    第3節。年率一・四%の意味。名前と速度の分離
  • 東京 紙幣寮 日本 西南戦争とインフレ 1877年
    第4節。幅を書いた集計者と、幅ごとの引用
  • 町と村 日本 西南戦争とインフレ 1878〜1881年
    第5節。平均の分解。誰が得をして誰が損をしたのか
参考文献

この講座の本文で参照した本と資料です。

次に読む

国と税は、お金をどう支えるか →

次に分かること:表券主義の核心命題(租税駆動説)を正確に述べられる。

本文を読む目安:約6分 / 読める範囲:講座の入口と目次は無料・本文は購入された方向け

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講座の本文と図解の本、国ごとの物語をすべて読めて、貨幣学検定も受けられます。

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