一〇〇兆マルク札
1924年2月15日(券面) ・ 紙 ・ 二十世紀 ・ ライヒスバンク(ベルリン)
HUNDERT BILLIONEN MARK——一〇〇兆マルク。額面が百万、十億、兆と駆け上がったハイパーインフレーションの果てに印刷された、最高額面のライヒスバンク紙幣である(この個体は見本券。券面の日付は一九二四年二月十五日)。手押し車の札束、壁紙になった紙幣、札束を積み木にした子どもたち——交換・尺度・保存という貨幣の三つの機能が順に死んでいった時代の、最後の到達点。レンテンマルクの奇跡の裏側で、旧マルクはこの桁で歴史を終えた。