蘭印グルデン銀貨
1821年 ・ 銀 ・ 十九世紀 ・ オランダ領東インド(本品1821年)
ウィレム1世の肖像を刻む、オランダ領東インドのグルデン銀貨。VOCの解体(1799年)ののち、その領土は国家の植民地となり、グルデンの名を持つもう一つの帳簿が赤道の向こうで開かれた。硬貨は本国で打たれて海を渡り、1828年にはジャワに発券銀行ジャワ銀行が設立されて蘭印グルデン紙幣を発行する——今日のインドネシア中央銀行の前身である。島々の日常では長くVOC時代の銅貨ドイトが使われ続け、1854年の蘭印貨幣法でようやく十進化された。本品は1821年打刻。植民地の光と影を、貨幣史の事実として今に伝える一枚である。