NOMISMA

税金・年金・社会保険のしくみ

税と年金と社会保険は、自分のお金とどうつながるか

何のために払い、どんなときに受け取るのか。自分の負担と制度のつながりを読みます。

本文を読む目安:約10分
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3分でわかる 税と年金と社会保険

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  2. 数字で見る
  3. あなたならどうする?
  4. くわしく読む

1絵で見る

横に送って見られます

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税は3つの場面で取られる。稼いだ時・使った時・持つ時

所得・消費・資産

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所得税は5% から45% までの7段階

稼ぎが多いほど、上の段の率がかかる

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消費税は、使った額に率を掛ける。標準10%、飲食料品などは8%

率が違っても、形は同じ

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日本の年金は、今働く人の保険料で、今の受給者を支える

自分の口座に積まれるのではない(賦課方式)

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厚生年金の保険料率は18.3%。本人と会社で半分ずつ

国民年金は月1万7920円(令和8年度)

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65歳が基準。遅らせると1か月0.7% 増え、早めると0.4% 減る

増えた率も減った率も、一生変わらない

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病院の窓口は、70歳未満3割・70〜74歳2割・75歳以上1割

月ごとの上限がある(高額療養費制度)

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2026年度

国の歳出の4分の1は、過去の借金の返済と利息

31.3兆円

国債費。歳出は全部で122.3兆円

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令和8年度

年金は1.9% 上がったが、物価は3.2% 上がっていた

額面が増えても、買える量は減る

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122.3兆円

2026年度の国の一般会計の歳出。大きい3つの項目

社会保障39.1兆円
国債費31.3兆円
地方交付税交付金等20.9兆円

84%

年金を75歳まで遅らせたときの増え方(最大)。早めた場合は最大24% 減

3あなたならどうする?

老齢年金は、何歳から受け取り始めるかを自分で選べます。早める・基準どおり・遅らせる。それぞれどうなるでしょう?

選んでみてください

60歳から、早めに受け取る

1か月早めるごとに0.4% 減ります。最大で24% の減額です。減った率は、一生変わりません。

65歳から、基準どおり受け取る

65歳が基準です。ここから早めると減り、遅らせると増えます。

70歳以降に遅らせる

1か月遅らせるごとに0.7% 増えます。75歳まで遅らせると、最大で84% の増額です。増えた率も、一生変わりません。

4くわしく読む

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「国のお金」は、遠い話に聞こえます。けれど給与明細の控除欄、年金定期便の見込額、病院の窓口で払う額。どれも国の制度が決めた数で、自分の財布に毎月来ています。

税は、所得・消費・資産のどの局面で取るかで分けられます。年金は、今働く人の保険料を今の受給者に配る賦課方式が基本です。医療と介護は、年齢と所得で窓口の割合が変わります。2026年度の国の予算では、歳出の約四分の一を新しい借金で賄います。為替は、輸入品の値段を通して店頭に来ます。

仕組みは国ごとに違います。米国の社会保障税は六・二パーセントを本人と雇用主がそれぞれ払います。英国は国民保険の拠出で年金の資格を得ます。けれど「働く人が払い、受け取る人に配る」「物価が上がれば額面の値打ちは下がる」という原理は共通です。

この講座は、制度を丸暗記する講座ではありません。自分の書類にある数を、制度の側から読み直す講座です。数は一次資料から取り、時点と単位と分母を添えます。

再現画税金・年金・社会保険のしくみ — 講座の口絵

この講座で、分かるようになること

  • 税を所得・消費・資産の三つの局面に分け、自分が払っている税がどれに当たるかを言える。
  • 公的年金の賦課方式と積立方式を言い分け、年金定期便の見込額を名目の額として読める。
  • 医療と介護の窓口負担の割合と上限を、年齢と所得の区分から確かめられる。
詳しい案内

講座の番号:P5 — 税と年金と社会保険は、自分のお金とどうつながるか

監修: 葉山 満

本文のほかに、演習6問・コイン2点・読む教材3件 所要時間の出し方

ほかに分かること

  • 財政・国債・為替のニュースを、自分の負担と受け取りに至る経路に置き換えられる。

この講座は、ほかの講座を読まなくても始められます。

あわせて読むと、つながりが分かる講座(任意)

評価方法

講座内の演習6問(確認4・比較0・記述2)。到達は自己評価で記録します。

この講座の8つの章
  1. 税の三つの入口 — 所得・消費・資産税は、誰が課すかと、どの局面で取るかの二つで分ける。局面は所得・消費・資産の三つ。
  2. 年金の仕組み — 賦課方式と積立方式日本の公的年金は賦課方式が基本。払った保険料は、今の受給者へ。自分の口座には積まれない。
  3. 保険料の実際 — 自分が払う率と額率だけでなく、分母と上限を見る。日本は標準報酬に一八・三パーセント、米国は上限までの稼ぎに一二・四パーセント。
  4. 受け取り始める年齢 — 繰上げと繰下げ受け取り始める年齢で、一生の率が決まる。日本は一か月ごとに〇・七パーセント増・〇・四パーセント減。
  5. 医療と介護の費用 — 窓口で払う割合窓口の割合は年齢と所得で決まり、月の上限がある。介護は四十歳から払い、原則一割負担。
  6. 財政と国債 — 歳出の四分の一は借金歳出一二二・三兆円のうち社会保障が三分の一、国債費が四分の一。歳入の四分の一は新しい借金。
  7. 為替が生活に来る経路 — 円高と円安円高は一円で買えるドルが多い状態。相場は需給で決まり、輸入品の値段と翌年の年金改定を通して家計に来る。
  8. 年金と物価 — 名目の額と実質の値打ち定期便の見込額は名目。改定率が物価の上昇率を下回れば、買える量は減る。マクロ経済スライドは名目を下げない。
読む教材(3)
  • 西南戦争とインフレ 日本 1876年 東京
    第二・三節。武士の禄を公債に替えた明治九年。利子で暮らせるかは、分母しだい
  • 刷りすぎた紙 フランス 1795年 パリ 街角
    第八節。定まった年金で暮らす者が、紙の値下がりで損をした1795年
  • 日清・日露の戦費 日本 1894〜1895年 東京 大蔵省
    第六節。税で賄えない支出を国債で借りた、明治の財政

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