NOMISMA SCHOLA

学び方と確かめ方

P9 — 分からないとき、どこを見ればよいか

学び方と確かめ方 — 科目の口絵

一次資料の探し方、公的機関の使い方、相談先、専門家の使い方。 迷ったときの行き先を五つ持ちます。

監修: 葉山 満 / 本文の読了目安: およそ 10 分(本文 5,243 字・毎分500字で換算。演習と読む教材の時間は含みません) / 本文のほかに、演習 6 問・実物 2 点・読む教材 3 停

この科目で、できるようになること

  • 生活の情報を「誰が・いつ・何を根拠に」で読み、一次資料まで戻れる。
  • 統計・法令・中央銀行の解説・消費者相談の四つの入口を、自分の疑問に合わせて選べる。
  • 困りごとの種類から、日本と他国の公的な相談窓口を一つずつ言える。
  • 専門家に相談する前に、無料か有料か・誰の側に立つかを自分で確かめられる。

レッスン(8節)

  1. 「誰が書いたか」から始める — 一次と二次を生活の情報に当てる「誰が・いつ・何を根拠に」。二次を読むときは歪み方を頭に置き、一次に戻ってから線を引く。
  2. 公的機関は四つの入口で使う — 統計・法令・中央銀行・相談数なら統計、決まりなら条文、仕組みなら中央銀行の解説、困りごとなら相談。入口は四つ。
  3. 相談先の地図(日本)— 困りごとの種類で入口が分かれる188・#9110・金融庁・ねんきんダイヤル・法テラス。入口は五つ。そこで解決するとは限らず、案内が仕事の窓口もある。
  4. 相談先の地図(他国)— 原理は共通、入口は各国米は FTC と CFPB、英は Report Fraud、EU は自国の ECC。形は違い、「当事者に連絡したか」を先に問う原理は共通。
  5. 専門家の使い方 — 無料か有料か、誰の側に立つか無料か有料か。誰が払うか。資格と処分の一覧を出す機関があるか。席に着く前に、この三つ。
  6. 情報の見分け — 広告・アフィリエイト・SNS・生成文誰が払ったか。「広告」の表示があれば誇張を折り込んで読み、無ければ自分で確かめる。
  7. 自分で確かめる四つ — 時点・単位・分母・出どころ時点・単位・分母・出どころ。分母が違う数は直してから並べ、直した式を残す。
  8. 公的な情報も動く — 読んだ日を書き添える習慣公的な頁も動く。番号と受付時間には読んだ日を添え、使う日にもう一度開く。

読む教材(3)

  • 元寇 日本 1274年 筑前 博多湾
    第 1 節。一文に留保が三重に入る例。生活の情報を読むときも、同じ目で留保を拾う
  • 応仁の乱と銭 日本 1500年 京 四条
    第 2 節。ただ一つの史料から出た数を、どう扱うか。出どころが一つしかない数の読み方
  • 偽金の歴史 総論・世界2700年 後 1699年 ニュートン対チャロナー
    第 3・4 節。信用を守るのは刻印ではなく執行。通報と苦情の窓口があるから、制度が回る

評価方法

科目内の演習 6 問(確認 4・比較 0・記述 2)。到達は自己評価で記録します。