NOMISMA SCHOLA

アグスティン一世の八レアル

1822年 ・  ・ 十九世紀 ・ メキシコ市造幣所

アグスティン一世の八レアル(表)アグスティン一世の八レアル(裏)
Unknown authorUnknown author / Public domain(Wikimedia Commons)

一八二一年、イグアラ綱領とコルドバ条約を経て、メキシコはスペインからの独立を果たした。翌一八二二年、その立役者イトゥルビデが皇帝アグスティン一世として即位する。新しい八レアルの表には皇帝の肖像と、「神の摂理によるアグスティン」を意味するラテン語の銘が刻まれた。神の摂理を掲げた帝政は、しかし一八二三年三月に崩壊する。三百年続いた王の貨幣の次に来たのが、二年の皇帝の貨幣だった。