NOMISMA SCHOLA

アッシニア5リーブル(国有財産)

1789〜96年 ・  ・ 十八世紀 ・ フランス革命政府(国民議会)

アッシニア5リーブル(国有財産)(表)
フランス革命政府(国民議会) / Public domain(Wikimedia Commons)

返す現金を持たない革命政府は、1789年11月に没収した教会財産を国有財産とし、それを担保に紙を発行した。当初のアッシニアは年利5%の利付き債券で、国有地の売却代金で償還される土地公債だった。券には国有財産(Domaines nationaux)の文字が入る。土地が売れるほど紙は減り価値は保たれるという設計は美しかったが、利子が廃されて名実ともに紙幣になり、致命的な欠陥がその後に現れる。最初から紙屑だった太政官札とは、出発点が違う。