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歴史から学ぶ、いまの判断 / 自分の数で計算

物価で目減りする額を数える

年金の通知の額は増えたのに、暮らしは楽にならない。いくら目減りしているのか。

3分でわかる 物価で目減りする額

  1. 絵で見る
  2. 数字で見る
  3. あなたならどうする?
  4. くわしく読む

1絵で見る

横に送って見られます

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年金の額は増えたのに、暮らしは楽にならない

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額面の数を「名目」と呼ぶ

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物価の分を差し引いた数が「実質」

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2025年

日本の消費者物価(総合)は前年比3.2% 上昇

3.2%

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物価が年2% なら、10年で額面100は82になる

100 → 82

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目減り = 額面 − 実質の価値

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自分の年金の年額や、定期預金の額を入れる

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「その率が続いたら」の仮の計算。将来の率は当てない

2数字で見る

82

物価が年2% で10年たったときの、額面100の実質の価値

今100
10年後82

3.2%

2025年の日本の消費者物価(総合)の上昇

3あなたならどうする?

定期預金の満期の案内が届きました。額面は預けたときより増えています。どう見ますか?

選んでみてください

増えたので安心する

額面(名目)は増えていても、物価の分を差し引くと実質は別の数になります。額面を「1 + 物価上昇率」の年数乗で割ると、今の値打ちに直せます。

物価で割って、実質を見る

その通りです。物価上昇率には、直近の年の消費者物価の上昇率を入れます。これは「その率が続いたら」という仮の計算です。

4くわしく読む

本文をくわしく読む ↓

使う場面 年金額の通知が届いたとき。定期預金の満期の案内が届いたとき。値上げのニュースを見たとき。

額面と、買えるもの

額面の数を名目、物価の分を差し引いた数を実質と呼びます。物価が年 r パーセント上がると、n 年後に同じ額面で買えるものは、今の1 ÷ (1 + r/100) の n 乗になります。2025年の日本の消費者物価(総合)は前年比3.2パーセントの上昇でした。

式

実質の価値 = 額面 ÷ (1 + 物価上昇率/100) の 年数 乗。目減り = 額面 − 実質の価値。物価が年2パーセントなら10年で額面100は82になります(100 ÷ 1.02の10乗)。

使い方

額面には、自分の年金の年額や定期預金の額を入れます。物価上昇率には、直近の年の消費者物価の上昇率を入れます。率は毎年変わるので、この計算は「その率が続いたら」という仮の計算です。将来の率を当てるものではありません。

確かめる先

日本の消費者物価指数は総務省統計局が毎月公表します。米国は労働統計局、ユーロ圏は Eurostat が同じ形の指数を出しています。率を差し替えれば、式は同じです。

自分の数で試す

数を変えると、その場で計算し直します。式は下に書いてあります。

入れる数

出る数

n 年後に同じ額面で買えるものの、今の値打ち(円)—
目減りした分(円)—
今の値打ちに対する割合(%)—

式 額面を「1 + 物価上昇率」の年数乗で割ると、今の値打ちに直した額になる。額面からそれを引いた分が目減り。

他の国では

原理は共通です。米国の労働統計局の CPI、ユーロ圏の HICP(約700品目)も、家計が買う籠の値段を前年と比べる同じ形の指数です。率を差し替えれば同じ式で目減りを数えられます。日本銀行も欧州中央銀行も物価の目標を2パーセントに置いています。

参考文献

関連する講座とノート

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