NOMISMA

お金の判断と心のくせ

なぜ人はお金で間違えるのか

損を避けたい気持ちや周囲の評判が、買い物やお金の判断にどう関わるかを考えます。

本文を読む目安:約11分
確認問題は任意です(この時間に含みません)
読める範囲:講座の入口と目次は無料・本文は購入された方向け
購入後は、使えるようになった時点から本文を読めます

3分でわかる お金と心のくせ

  1. 絵で見る
  2. 数字で見る
  3. あなたならどうする?
  4. くわしく読む

1絵で見る

横に送って見られます

1 / 9

人のお金の判断は、でたらめでなく同じ方向にずれる

だから型として名前を付け、先に知ることができる

2 / 9

1万円を拾う喜びより、1万円を落とす痛みが大きい

損を避ける癖。持っている物ほど高く見える

3 / 9

今の10万円か、1年後の11万円か。今を取る癖

計画する自分と、実行する自分は別人

4 / 9

1907年10月

列に並んだ人は愚かではない。その場では正しい動きだった

現金の準備は預金の約5%。仕組みが群れを作る

5 / 9

群れを止めるのも仕組み。預金保険と最後の貸し手

噂がひとりでに本当になるのを防ぐ

6 / 9

肩書きと「今すぐ」は、一組でやってくる

お金を守るために送金せよ、と政府機関が言うことは無い

7 / 9

家族に渡すお金は、贈るのか貸すのかを言葉にし、紙に書く

日本の贈与税の基礎控除は、年110万円

8 / 9

判断力が変わる前に、誰に何を任せるかを決めておく

任意後見。本人が決められるうちにしか決められない

9 / 9

幸せの物差しは額ではなく、耐えられるか・心配がないか

癖は残る。知ったうえで付き合う

2数字で見る

74.2%

半々の確率で2万円の得か1万円の損。「投資しない」と答えた人(2022年)

2016年78.6%
2019年77.3%
2022年74.2%

32.1%

「1年後の11万円より、今の10万円」が自分に当てはまると答えた人(2022年)

3あなたならどうする?

10万円を出すと、半々の確率で2万円増えるか、1万円減ります。あなたなら出しますか?

選んでみてください

出さない

2022年の調査では74.2% がこちらを選びました。断ること自体は間違いではありません。損の痛みをどう感じるかは、その人の事実だからです。

出す

計算の上では、得になる見込みの問いです。それでも多くの人は断ります。損の痛みは、得の喜びより大きく感じられるからです。

4くわしく読む

本文をくわしく読む ↓

再現画お金の判断と心のくせ — 講座の口絵

この講座で、分かるようになること

  • 損失回避・現在バイアス・群れ・権威への弱さの四つを、自分の行動の例で言い分けられる。
  • 取り付けと熱狂を、個人の愚かさではなく、仕組みが作る群れの動きとして説明できる。
  • 家族から頼まれたお金を、贈るのか貸すのかを言葉にし、税の線を自分の国の制度で確かめられる。
詳しい案内

講座の番号:P8 — なぜ人はお金で間違えるのか

監修: 葉山 満

本文のほかに、演習6問・コイン1点・読む教材3件 所要時間の出し方

ほかに分かること

  • 判断力が変わる前に備える仕組みを、自分の国と他の国の例で一つずつ挙げられる。

この講座は、ほかの講座を読まなくても始められます。

あわせて読むと、つながりが分かる講座(任意)

  • 詐欺の手口と身を守る方法
    分かること:詐欺の四つの兆候(組織のふり・問題か賞金・時間の圧力・特定の払い方)を、初めて見る手口にも当てはめられる。

評価方法

講座内の演習6問(確認4・比較0・記述2)。到達は自己評価で記録します。

この講座の8つの章
  1. 合理的な人はいない — 心の癖には型があるずれは同じ方向に起きる。だから型として名前を付け、先に知ることができる。
  2. 損を避けて、得を逃す — 損失回避損の痛みは得の喜びより大きい。癖は消えない。働く場面を先に知る。
  3. 今の一万円と、一年後の一万一千円 — 現在バイアス計画する自分と実行する自分は別人。誘惑の形を先に知る。
  4. 列に並ぶ — 取り付けと熱狂は仕組みが作る列に並ぶのは、その場では合理的。仕組みが群れを作る。防ぐのも仕組み。
  5. 制服と肩書き — 権威に弱い権威と急かしは一組で来る。肩書きを聞いたら、確かめる手を止めない。
  6. 家族から頼まれたとき — 贈与は力の道具だった贈るのか貸すのかを言葉にする。紙に書く。税の線は自分の国で確かめる。
  7. 判断力が変わる前に — 老いとお金の見守り判断力が変わる前にしか決められない。誰に、何を任せるか。仕組みは各国にある。
  8. 富と幸福 — 利子の禁止から、金融的な幸福の物差しまで幸福の物差しは額ではなく、耐えられるかと、心配していないか。癖は残る。知って残す。
読む教材(3)
  • 指輪の列 韓国 1998年 茶の間
    第4節。放送と群衆の共鳴が、崩れではなく結束に向かった1998年の冬。同じ仕組みが向きで毒にも薬にもなる
  • 鎌倉の銭 日本 13世紀 鎌倉の土蔵
    第6節。鎌倉の御家人が所領を質に銭を借り、相続のたびに土地が細る。家族と借金の古い形
  • 神と貨幣 総論・世界 後7世紀– 喜捨と利子の禁止
    第8節。利子の禁止と喜捨の義務。富はめぐるべきものだという、お金の最初の教科書

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金額・割合・明細を読み解く →

次に分かること:名目と実質を言い分け、物価上昇率を使って実質の目減りを自分で計算できる。

本文を読む目安:約8分 / 読める範囲:講座の入口と目次は無料・本文は購入された方向け

料金のご案内

講座の本文と図解の本、国ごとの物語をすべて読めて、貨幣学検定も受けられます。

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