NOMISMA SCHOLA
PRACTICE / 詐欺の型帳

詐欺の型帳 — 四つの兆候と、日本で公表されている手口

初めて見る手口でも、型で気づけるか

使う場面 電話・訪問・SNS・広告で、お金の話が来たとき

手口の名は毎年変わります。型は変わりません。米国の消費者機関 FTC は、詐欺の兆候を四つにまとめています。知っている組織のふりをする。問題か賞金があると言う。今すぐ行動しろと迫る。特定の払い方を指定する。二つ以上が重なったら、型に入っています。

日本で公表されている手口を型に置く

警察庁の一覧にある手口を、四つの兆候に当てると次のようになります。ニセ警察詐欺=組織のふり+問題。オレオレ詐欺=組織や家族のふり+問題(示談金)+圧力。預貯金詐欺・キャッシュカード詐欺盗=組織のふり+問題(口座の悪用)+払い方(カードを渡す)。架空料金請求詐欺=問題(未払い)+圧力+払い方。還付金詐欺=賞金(還付)+払い方(ATM の操作)。SNS 型投資詐欺=賞金(利回り)+親しさ+払い方。SNS 型ロマンス詐欺=親しさ+問題か賞金+払い方。

型帳の使い方は一つです。話の中身を吟味する前に、兆候を数えます。二つ重なった時点で、切る・確かめる・話すの三手に入ります。

手順

  1. 組織のふり役所・警察・銀行・有名な会社・家族。名乗りと番号の表示は作れる
  2. 問題か賞金口座の悪用・示談金・未払い/当選・還付金・高い利回り
  3. 時間の圧力今日中・今だけ・電話を切るな・誰にも言うな
  4. 特定の払い方暗号資産・送金業者・ギフトカード・ATM の操作・カードの受け渡し

他の国では

米国では FTC が同じ四つの兆候を公表しています。国が違っても型は同じで、手口の名だけが違います。

出典(史料室)

関連する科目と実技

P1 勧誘を受けたときの三手 — 切る・確かめる・話す

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