1247年〜 ・ 銀 ・ 十三世紀 ・ イングランド
貨幣の縁を削り取るクリッピングに悩んだヘンリー三世が、千二百四十七年に導入した型。裏面の十字を縁まで延ばし、十字が縁に届いていなければ、削られた証拠と一目で分かるようにした。図柄そのものを検査の道具に変えた、対クリッピングの発明である。静かな敵と戦い続けた中世イングランドの、知恵の一枚。