リュシマコスのテトラドラクマ
BC 297–281 ・ 銀 ・ 紀元前三世紀 ・ トラキア王リュシマコス

表には、頭部に巻いた角をもつ右向きの横顔が見える。メトロポリタン美術館は、これをアレクサンドロスの肖像と説明している。裏の座る人物は、同館の説明ではアテナである。
この種類の貨幣では、アテナの手の上に勝利の女神ニケが表される。大英博物館の別個体の記録でも、その図像を確かめられる。雄羊の角とゼウス・アモンの結び付きや、アレクサンドロスの肖像を後継者が用いた意味は、資料を参照して考える部分である。
掲載した一枚の所蔵番号は05.44.430。同館の記録では紀元前二九七〜二八一年、直径二・七センチ、重量十七・〇一グラムである。これは掲載個体の記録で、同じ名前の貨幣すべての寸法ではない。
基本情報
| 貨幣の種類 | |
|---|---|
| 発行主体 | トラキア王リュシマコス |
| 年代 | BC 297–281 |
| 素材 | 銀 |
| 額面 | テトラドラクマ |
| 写真の一枚 | |
| 所蔵先 | The Metropolitan Museum of Art |
| 所蔵番号 | 05.44.430 |
| 所蔵記録を開く | The Metropolitan Museum of Art → |
| 撮影者 | The Metropolitan Museum of Art |
| 利用条件 | Public domain |
| 直径 | 27mm |
| 重さ | 17.01g |
この一枚から見えること
- 表には右向きの横顔があり、頭部に巻いた角の形が見える。 写真から見えること
- 裏には座る人物と、差し出した手の上の小さな像が見える。 写真から見えること
- 裏の人物の左右に、縦に並ぶ文字が見える。 写真から見えること
- 所蔵館は、表の横顔をアレクサンドロス、裏の座る人物をアテナと説明している。 資料で確かめたこと 資料を開く →
- 同じ貨幣種の別個体では、大英博物館が、アテナの手の上の像をニケと説明している。 資料で確かめたこと 資料を開く →
- アレクサンドロスの肖像とゼウス・アモンの関係、後継者による肖像の利用は、研究文献で考察されている。 資料で確かめたこと 資料を開く →
同型の別個体
The British Museum 1919,0820.1 所蔵記録を開く →
同じ種類の別の一枚です。寸法や細部はこの個体のもので、上の写真の個体とは異なります。
出典
- Met:掲載個体 05.44.430
- 大英博物館:比較する別個体 1919,0820.1
- Ute Wartenberg「Early Portraits of Alexander the Great」p.23
この頁について
所蔵記録と照合:2026-09-08 最終改訂:2026-09-08