NOMISMA
歴史から学ぶ、いまの判断 / 自分の数で計算

手数料と物価の目減りの計算

年何パーセントの手数料と、年何パーセントの物価上昇が、何年で自分の貯えをどれだけ減らすか。

3分でわかる 手数料と物価の目減り

  1. 絵で見る
  2. 数字で見る
  3. あなたならどうする?
  4. くわしく読む

1絵で見る

横に送って見られます

1 / 8

手数料は毎年、残高から引かれる

2 / 8

年1パーセントなら、残高に0.99を毎年掛ける

3 / 8

10万ドルを年4パーセントで20年運用

手数料が年0.25パーセントなら約20万8000ドル

4 / 8

手数料が年1.00パーセントなら、約17万9000ドル

5 / 8

2025年平均

消費者物価は前年比3.2パーセント上昇

6 / 8

物価は、同じ額で買える量を減らす

7 / 8

手数料と物価、二つは別に効く。同じ表で見る

8 / 8

計算は運用の収益を含めない

2数字で見る

17万9000ドル

約17万9000ドル。10万ドルを年4パーセントで20年。手数料が年1.00パーセントのとき

手数料 年0.25パーセント約20万8000ドル
手数料 年1.00パーセント約17万9000ドル

3あなたならどうする?

明細に「年1%」の手数料。ニュースでは物価も上がっています。あなたの貯えに働く力は?

選んでみてください

手数料だけ

手数料は残高を減らします。物価は、同じ額で買える量を減らします。二つは別に効くので、両方を同じ表で見ます。

物価だけ

物価は買える量を減らします。手数料は、それとは別に残高を減らします。二つを同じ表で見ると、貯えに働く力が見えます。

両方

その通りです。計算の欄に手数料・物価上昇率・年数を入れると、両方を引いた値打ちが出ます。

4くわしく読む

本文をくわしく読む ↓

使う場面 明細の手数料の率を見たとき。物価上昇率のニュースを自分の貯えに当てはめたいとき

手数料の累積

手数料は毎年、残高から引かれます。年一パーセントなら、残高に〇・九九を掛けることを年数の回数だけ繰り返します。米国の証券取引委員会の例では、一〇〇、〇〇〇ドルを年四パーセントで二十年運用したとき、手数料が年〇・二五パーセントなら約二〇八、〇〇〇ドル、一・〇〇パーセントなら約一七九、〇〇〇ドルになります。

物価による目減り

名目の額を、一足す物価上昇率の年数乗で割ると、実質の値打ちが出ます。二〇二五年平均の消費者物価指数は、総合で前年比三・二パーセントの上昇でした。米国では二〇二六年七月までの十二か月で三・四パーセントです。

二つは別に効く

手数料は残高を減らし、物価は買える量を減らします。両方を同じ表で見ると、貯えに働く力が見えます。この計算は、運用の収益を含めません。収益の見込みは、この講座では扱いません。

自分の数で試す

数を変えると、その場で計算し直します。式は下に書いてあります。

入れる数

出る数

手数料で減る額の累計(円)—
手数料を引いた後の残高(円)—
物価で割った実質の値打ち(手数料なし)(円)—
手数料を引き、物価で割った値打ち(円)—

式 手数料で減る額の累計 = 元本 × (1 − (1 − 手数料 ÷ 100) の年数乗)。実質の値打ち = 元本 ÷ (1 + 物価上昇率 ÷ 100) の年数乗

他の国では

米国の証券取引委員会は、預金にも金利が物価に追いつかないリスクがある、と教えています。物価指数は日本では総務省統計局、米国では労働統計局が毎月公表します。式は同じで、入れる率が国と時点で違います。

参考文献

関連する講座とノート

P6 P2 P5

「暮らしのお金:計算と手続き」の一覧へ

料金のご案内

講座の本文と図解の本、国ごとの物語をすべて読めて、貨幣学検定も受けられます。

料金を見る →