NOMISMA
歴史から学ぶ、いまの判断 / 迷ったときの手順

相続の三つの期限を暦に書く

身内が亡くなった。何を、いつまでに、どこへ届ければよいのか。

3分でわかる 相続の三つの期限

  1. 絵で見る
  2. 数字で見る
  3. あなたならどうする?
  4. くわしく読む

1絵で見る

横に送って見られます

1 / 8

起点は、相続を知った日。多くは亡くなった日

暦の1番上に、その日付を書く

2 / 8

3か月以内。放棄するかを決める

放棄するなら、家庭裁判所へ申述

3 / 8

3か月で材料がそろわなければ、伸長を申立てできる

4 / 8

基礎控除は3,000万円 + 600万円 × 相続人の数

4,800万円

相続人が3人なら

5 / 8

10か月以内。相続税の申告と納税

1月6日に亡くなれば、その年の11月6日

6 / 8

3年以内。不動産の相続登記

2024年4月1日から義務。怠ると10万円以下の過料

7 / 8

相続人・財産・借り・期限を、1枚に書く

8 / 8

判断が要るときは、窓口と専門家に相談する

家庭裁判所・税務署・法務局/弁護士・司法書士・税理士

2数字で見る

10か月

相続税の申告と納税の期限。三つの期限を短い順に

放棄3か月
相続税10か月
相続登記3年

4,800万円

相続人が3人のときの基礎控除。遺産の合計がこれ以下なら相続税はかからない

3あなたならどうする?

亡くなった親に、借りがあるかもしれません。何から始めますか?

選んでみてください

10か月後の申告まで、ゆっくり調べる

期限は短い順に並べます。最初に来るのは放棄の3か月です。財産と借りを調べ、放棄するかを決めます。材料がそろわなければ、期間の伸長を申立てできます。

3か月以内に、財産と借りを調べる

その通りです。放棄するなら、最後の住所地の家庭裁判所へ申述します。放棄すべきかどうかは、この手順にはありません。弁護士・司法書士などが相談先です。

4くわしく読む

本文をくわしく読む ↓

使う場面 相続が始まった直後。遺産に借りが混じっているかもしれないとき。不動産を相続したとき。

このページは日本の制度に沿ったノートです。日本語でのみ提供しています。

起点は「知った日」

三つの期限は、どれも相続を知った日を起点に数えます。多くの場合は亡くなった日です。放棄は3か月、相続税の申告と納税は10か月、不動産の登記は3年。短い順に並べます。

いくらは先に数えられる

相続税は、遺産の合計から基礎控除を引いた残りにかかります。基礎控除は3,000万円 + 600万円 × 法定相続人の数。相続人が3人なら4,800万円です。配偶者・父母・子以外の人が受け取ると、税額に2割が加わります。

この手順にないこと

誰がいくら受け取るべきか、放棄すべきかどうかは、この手順にはありません。期限と届け先と、確かめる先までです。判断が要る場面では、家庭裁判所・税務署・法務局の窓口と、弁護士・司法書士・税理士が相談先です。

手順

  1. 相続を知った日を書く暦の一番上に日付を書く。三つの期限はこの日から数える
  2. 3か月以内 — 放棄するかを決める財産と借りを調べ、放棄するなら被相続人の最後の住所地の家庭裁判所へ申述。3か月で材料がそろわなければ、期間の伸長を申立てできる
  3. 基礎控除を数える3,000万円 + 600万円 × 法定相続人の数。遺産の合計がこれ以下なら相続税はかからない
  4. 10か月以内 — 相続税の申告と納税起点は死亡を知った日の翌日。1月6日に亡くなればその年の11月6日。期限が土日祝なら翌日。遅れると加算税や延滞税がかかる場合がある
  5. 3年以内 — 不動産の相続登記2024年4月1日から義務。取得を知った日から3年以内(遺産分割なら成立の日から3年以内)。正当な理由なく怠ると10万円以下の過料。それ以前の相続も対象で3年の猶予
  6. 誰が何を持つかを一枚に書く相続人の名前、財産、借り、期限を一枚に。相談先は家庭裁判所・税務署・法務局、弁護士・司法書士・税理士

他の国では

期限と線があること自体は各国共通です。米国では遺産税の基礎除外額(basic exclusion amount)が2026年に亡くなった人で1,500万ドル、2025年で1,399万ドルです。線の高さと期限の長さは国で違い、線があることは同じです。

参考文献

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