AD 1695–1710 ・ 金 ・ 十七世紀 ・ 江戸 金座
元禄八年、勘定吟味役の荻原重秀が主導した吹替えで生まれた小判。量目は慶長と変わらないのに、金の品位は八十七パーセント台から五十七パーセントへ落ちた。銀が増えた分だけ白く厚く、脆くなる。裏の右上に打たれた「元」の一字が、その中身を告げている。