NOMISMA SCHOLA

ヘッセン=カッセル方伯ヴィルヘルム九世 一ターラー 一七八九年

1789年 ・  ・ 十八世紀 ・ ヘッセン=カッセル方伯領

ヘッセン=カッセル方伯ヴィルヘルム九世 一ターラー 一七八九年(表)ヘッセン=カッセル方伯ヴィルヘルム九世 一ターラー 一七八九年(裏)
Windrain(own work) / CC0(Wikimedia Commons

ヘッセン=カッセル方伯ヴィルヘルム九世の一ターラー銀貨、一七八九年。表は方伯の肖像と WILHELMUS IX の銘、裏は紋章と EIN THALER の文字。世子だったヴィルヘルムは、エストルフ将軍を通じてマイヤー・アムシェルと知り合い、古銭を定期的に買う客になった。最初の請求書は一七六五年六月、額は三十八グルデンと端数だったと記事は記す。一七八五年に方伯となった彼の財の管理を、この古銭商が独占して引き受ける。城の貨幣室に古銭が一枚納まるたび、帳簿に一行が増えた時代の、方伯自身の名を刻む一枚である。