ハドリアヌスのセステルティウス
117〜138年 ・ 青銅 ・ 二世紀 ・ ローマ(ブリテン島出土)

ブリテンの土から出た、ハドリアヌス帝のセステルティウス青銅貨。千九百年の歳月に摩耗し、緑青をまとっているが、表には帝の胸像がまだ見て取れる。この帝の御世、コインには盾と槍を持って岩に座る属州の擬人像——ブリタンニアが初めて現れた。この図像は千六百七十二年、チャールズ二世の銅貨で復活し、以後二十世紀までイギリス貨幣の顔であり続ける。ローマが与えた似姿を、大英帝国が自画像にしたのである。
117〜138年 ・ 青銅 ・ 二世紀 ・ ローマ(ブリテン島出土)

ブリテンの土から出た、ハドリアヌス帝のセステルティウス青銅貨。千九百年の歳月に摩耗し、緑青をまとっているが、表には帝の胸像がまだ見て取れる。この帝の御世、コインには盾と槍を持って岩に座る属州の擬人像——ブリタンニアが初めて現れた。この図像は千六百七十二年、チャールズ二世の銅貨で復活し、以後二十世紀までイギリス貨幣の顔であり続ける。ローマが与えた似姿を、大英帝国が自画像にしたのである。