カートホイール二ペンス
1797年 ・ 銅 ・ 十八世紀 ・ ソーホー製作所(バーミンガム)
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造幣局が小銭の供給を怠り、民間トークンが市中を回っていた十八世紀の末。バーミンガムの実業家ボールトンは、蒸気機関で動く造幣機をソーホー製作所に築き、千七百九十七年、政府契約でこの銅貨を大量に打った。二ペンスは約五十六・七グラム——正確に二オンス。広い縁が車輪を思わせることから「カートホイール」と呼ばれる。座るブリタニアの図像とともに、貨幣製造が産業革命の技術に置き換わった瞬間を刻む。