エキュ(ルイ15世)
1716年 ・ 銀 ・ 十八世紀 ・ ルイ15世

CNG / CC BY-SA 3.0(Wikimedia Commons)
ローの泡が弾けたあと、フランスの通貨は金属に帰った。1726年の通貨改革でルイドールとエキュが固定され、この安定は革命まで約60〜70年続く。手のなかのエキュは、二度と紙を信じまいという記憶の上に立つ金属だった。革命のアッシニアを見たタレーランが、これはジョン・ローの計画と同じ末路を辿ると警告した、と伝わるが、出どころは確かめられていない。1720年の記憶が、69年後の紙幣論争にまで影を落としていた。