NOMISMA SCHOLA

アッシニア400リーブル

1792年 ・  ・ 十八世紀 ・ フランス革命政府

アッシニア400リーブル(表)
フランス革命政府 / Public domain(Wikimedia Commons)

循環は回らなかった。戦争と財政赤字が続くなか、回収したアッシニアは焼かれずに再び刷られ、担保である国有地の評価額のおよそ十五倍まで膨らんだ。流通高は1792年秋の約27億リーブルから、1796年1月には約450億に達する。発券の増発と価値の下落は、そのまま反比例のグラフになった。刷るほど一枚は軽くなる。高額のこの一枚は、担保の裏づけを大きく超えて刷られた紙の象徴である。