ビロン
びろん — 作る
銀と銅を混ぜた低品位の合金。属州の銀貨や中世の小額貨に使われた
ビロンのドゥニエ・トゥルノワ(悪鋳貨)1295〜1303年
アルフォンソ8世の金マラベディ1174〜1217年(トレド打とされる)
銀と銅を混ぜた低品位の合金。ローマ支配下のアレクサンドリアでは、銀の含有を抑えたビロンのテトラドラクマが約三百年打たれた。中世スペインでは、金貨として生まれたマラベディがビロンへ堕ち、実体を失ったのちも帳簿の計算単位として十九世紀まで生きた。
⚠ 呼び名は銀貨のまま、中身が銅に近づいていく。品位低下の行き着く先にある合金である。