NOMISMA SCHOLA

ナースィルッディーンの銀タンカ

13世紀 ・  ・ 十三世紀 ・ デリー・スルターン朝

ナースィルッディーンの銀タンカ(表)
Billjones94 / CC0(Wikimedia Commons

デリー・スルターン朝の銀タンカ、ナースィルッディーン・マフムード・シャーの名で打たれた一枚である。タンカはこの王朝が定めた銀貨の呼び名で、後のルピーはこの規格の延長線上にある。貨面は文字で埋まっている。発行者の名、宗主の名、そして信仰の証言。銀の目方と純度を王朝が保証し、その保証を文字で告げる。この形式が、亜大陸の銀貨の作法として三百年続くことになる。