Portable Antiquities Scheme / CC BY 2.0(Wikimedia Commons)
マーシア王オファが、カロリング朝の銀貨改革に倣って導入した薄く広い銀貨——ペニー。この一枚に、OFFA REX の銘がはっきりと読める。銀一ポンドの重さから二百四十枚。この数え方が、一ポンド=二十シリング=二百四十ペンスの £sd 体系として、以後およそ千二百年この島の勘定であり続けた。ポンドは貨幣ではなく、重さと勘定の名として生まれた。「ポンドの航路」の、文字どおりの起点である。