NOMISMA SCHOLA

ルグドゥヌムの祭壇貨

前12年以降 ・ 青銅 ・ 紀元前一世紀 ・ アウグストゥス

ルグドゥヌムの祭壇貨(表)
Marie-Lan Nguyen(リヨン美術館) / Public domain(Wikimedia Commons)

前15年、アウグストゥスはローヌ川とソーヌ川の合流点に開けたルグドゥヌム(現リヨン)を帝国の造幣所とした。前12年以降、ここは帝国全体の金貨と銀貨を打つ中心となり、ネロが鋳造をローマへ戻すまで約50年その地位を保った。ドルススが奉献した三ガリアの祭壇の意匠は貨幣に採用され、皇帝礼拝とガリア統合のしるしとして帝国中に流通した。ガリアの金は、いまや皇帝の権力を語る媒体になった。