アントウェルペン
あんとうぇるぺん / antwerp — 人と場
低地地方の商業都市。
スヘルデ川の畔の港。ブルッヘの外港が沈泥に埋まって衰えるのと入れ替わりに伸び、千四百九十九年を転機に、ポルトガルの胡椒と南ドイツの銀と銅が出会う場所になった。千五百三十一年には常設の取引所が建った。
千五百五十七年、スペイン王フェリペ二世の支払停止が、王に貸して潤った市場を傷つける。千五百七十六年、給料を絶たれた兵たちが街を略奪し、千五百八十五年の陥落ののち、ホラントとゼーラントの艦船がスヘルデ川を封鎖した。
⚠ 資本、手形、簿記、取引所の作法は、人とともに北へ移った。受け皿の筆頭はアムステルダムだった。