NOMISMA SCHOLA

金の延べ棒(フランス銀行・二〇二二年欧州文化遺産の日の展示)

2022年撮影 ・  ・ 二十一世紀 ・ フランス銀行(展示)

金の延べ棒(フランス銀行・二〇二二年欧州文化遺産の日の展示)(表)
Ibex73(own work) / CC BY 4.0(Wikimedia Commons

二〇二二年九月、欧州文化遺産の日にフランス銀行で展示された金の延べ棒。刻印面の接写で、PAMP SA、SWITZERLAND、2022-06、999.9、番号 C053964 の刻印が読める。一九一九年から二〇〇四年まで、金の値段はロンドンのニューコートの一室で決められた。机を囲む五つの席と、五つの会員の代表と、旗。旗が何を合図したのかは写しに書かれていない。部屋から画面へ移ったあとの決め方も、写しに一行もない。誰が、どこで、何を根拠に決めるのか。刻印が示すのは純度と番号であり、値段ではない。