仏領インドシナ ピアストル
1885年 ・ 銀 ・ 十九世紀 ・ 仏領インドシナ

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フランスもこの列の最後に続く。一八八五年、仏領インドシナで貿易銀ピアストルが発行された。米国、日本、英国、フランス——世界の主要国がそれぞれ自前の洋銀を仕立てて、東アジアの海に次々と投じたことになる。それでも、どの銀貨にも比べられる相手はただ一つしかない。内乱の続く遠い国で打たれ続ける、三百年変わらない八レアル——鷹洋である。後から来た銀貨たちは、その規格が張った土俵の上で競うほかなかった。