前44年 ・ 銀 ・ 紀元前一世紀 ・ ローマ
紀元前四四年、カエサルは存命のまま自分の肖像を貨幣に刻ませた。それまで顔は神々と死者のものだった。CAESAR の銘とともに市中を回ったこの顔は、共和国には王の帰還に見えた。打たれてから数か月後、彼は元老院で刺される。肖像はそのまま帝政の型になった。