NOMISMA SCHOLA

モヌロン5スー(エルキュール)

1792年 ・  ・ 十八世紀 ・ モヌロン兄弟/ボールトン・ソーホー造幣所

モヌロン5スー(エルキュール)(表)モヌロン5スー(エルキュール)(裏)
Nationalmuseum(スウェーデン国立美術館) / CC0(Wikimedia Commons)

革命下のフランスは日常の小銭が決定的に不足していた。モヌロン兄弟は1791年末から、イギリス・バーミンガムのマシュー・ボールトンのソーホー造幣所に銅トークンを発注し、その不足を埋めた。表はエルキュール(ヘラクレス)。ソーホー造幣所はワットの蒸気機関で駆動され、共和国の小銭を敵国イギリスの工場が蒸気機械で打っていたことになる。1792年5月の禁令で非合法化されたが、人々は使える硬貨を選び、1793年末まで流通し続けた。