NOMISMA SCHOLA

モヌロン2スー

1791年 ・  ・ 十八世紀 ・ モヌロン兄弟/ボールトン・ソーホー造幣所

モヌロン2スー(表)モヌロン2スー(裏)
Nationalmuseum(スウェーデン国立美術館) / CC0(Wikimedia Commons)

モヌロン兄弟が発注した2スーの銅トークンで、アッシニアの小額と引き換えられる民間貨として流通した。良質のトークンは退蔵されがちな正貨の代わりに手から手へ渡り、紙より硬貨を選ぶ人々の心を映した。悪貨が良貨を駆逐するグレシャムの法則がここでも働き、正貨は市場から姿を消していく。禁令の後も人々が使い続けたこと自体が、アッシニアへの不信のあらわれだった。