NOMISMA SCHOLA

シャルルマーニュの銀ドゥニエ

794年以降 ・  ・ 八世紀 ・ シャルルマーニュ(カール大帝)

シャルルマーニュの銀ドゥニエ(表)シャルルマーニュの銀ドゥニエ(裏)
CNG / CC BY-SA 2.5(Wikimedia Commons)

793〜794年、シャルルマーニュは貨幣を大改革し、新しいポンドの銀から240枚のドゥニエを打つと定めた。1リーブル=20スー=240ドゥニエという体系が確立し、これが£sd(ポンド・シリング・ペンス)と中世会計の原型になる。実際に流通する硬貨はドゥニエだけで、スーとリーブルは帳簿上の計算単位だった。フランクフルト公会議の勅令は、皇帝のモノグラムを刻んだ新しい銀ペニーを全土で通用させよと定めている。分散した造幣を、統一規格で握り直す権力の宣言だった。