NOMISMA SCHOLA

フィリッポス2世の金ステーテル

前336〜前328年頃 ・  ・ 紀元前四世紀 ・ マケドニア王国(ペラ造幣所)

フィリッポス2世の金ステーテル(表)フィリッポス2世の金ステーテル(裏)
Daderot / Public domain(Wikimedia Commons

前三三六〜前三二八年頃、ペラ造幣所の金ステーテル。表は月桂冠のアポロン、裏は二頭立て戦車。フィリッポス二世が掌握したパンガイオン一帯の金山は「年一〇〇〇タラントンを超える」産出をディオドロスが伝え、この金で打たれた金貨は王の名から「フィリッペイオイ」と呼ばれた。王自身はオリンピアの戦車競走系種目で三度優勝しており、裏面はその勝利を刻むとする読みが有力である。この型は王の死後も打ち続けられた。ハーバード大学サックラー美術館の収蔵品。