ヴェネツィアのドゥカート
1400〜1413年 ・ 金 ・ 十五世紀 ・ ヴェネツィア共和国

一四〇〇〜一四一三年、ドージェ・ミケーレ・ステーノ期のヴェネツィアのドゥカート金貨。径二一ミリ・三・五〇グラム。表は聖マルコが跪く総督に旗を渡し、裏は星をちりばめた楕円の光背の中にキリストが立つ。一二八四年にドージェ・ジョヴァンニ・ダンドロの下で打刻が始まったこの金貨は、品位九八・六パーセントと図柄を共和国滅亡(一七九七年)まで変えず、東地中海の基軸金貨の座をビザンツから引き継いだ。エーゲ海の日常をヴェネツィアの貨幣が覆っていく時代の顔である。
直径 21mm