テオドロス1世のアスプロン・トラキー
1212〜1221年? ・ 銀 ・ 十三世紀 ・ ニカイア帝国(マグネシア)
一二一二〜一二二一年頃とされる、ニカイア帝国テオドロス一世ラスカリスのアスプロン・トラキー。マグネシア打、銀四・二六グラム・径三五ミリ。一二〇四年、第四回十字軍がコンスタンティノープルを陥落させた後も、貨幣制度は亡命政権に引き継がれた。ニカイアはヒュペルピュロンを継続したが、その品位は一八カラットへ低下していく。椀型の反りが際立つこの銀貨は、都を失った帝国がなお貨幣を打ち続けた時間の遺物である。
直径 35mm