NOMISMA SCHOLA

テオドロス1世のアスプロン・トラキー

1212〜1221年? ・  ・ 十三世紀 ・ ニカイア帝国(マグネシア)

テオドロス1世のアスプロン・トラキー(表)
Dumbarton Oaks / Public domain(Wikimedia Commons

一二一二〜一二二一年頃とされる、ニカイア帝国テオドロス一世ラスカリスのアスプロン・トラキー。マグネシア打、銀四・二六グラム・径三五ミリ。一二〇四年、第四回十字軍がコンスタンティノープルを陥落させた後も、貨幣制度は亡命政権に引き継がれた。ニカイアはヒュペルピュロンを継続したが、その品位は一八カラットへ低下していく。椀型の反りが際立つこの銀貨は、都を失った帝国がなお貨幣を打ち続けた時間の遺物である。

直径 35mm