為替相場は、通貨と通貨の交換比率
1万円は何ドルか — 円高・円安を財布で読む
「円安が進んだ」と聞いた。自分の1万円は、何がどう変わったのか。

3分でわかる 円高・円安
1絵で見る
横に送って見られます
手元の円 ÷ レート = 受け取るドル
1ドル=100円なら、1万円は100ドル
1ドル=80円なら、1万円は125ドル
同じ1万円で多くのドル。これが円高
1ドル=125円なら、1万円は80ドル
受け取るドルが減る。これが円安
「何円」の数が上がると、円の力は下がる
この向きが、読み違えの元になる
10ドルの品物は、1ドル=125円なら1,250円
窓口で両替する相場は、報道の相場とは違う
計算の数は目安
2数字で見る
1万円
同じ1万円が、相場で受け取るドルを変える
10ドル
外貨で値がつく品物の、円の値段
3あなたならどうする?
旅行の前に、ニュースで「1ドル=100円から125円に」と聞きました。円高ですか、円安ですか?
選んでみてください
円高
数が上がったので強くなった気がしますが、逆です。同じ1万円で受け取るドルは、100ドルから80ドルに減ります。これが円安です。
円安
その通りです。「1ドル=何円」の数が上がったら円安。同じ1万円で受け取るドルが減ります。
窓口で両替するときの相場は、報道の相場とは異なります。計算の数は目安です。
4くわしく読む
使う場面 為替のニュースを見たとき。海外で値がつくものを買うとき。旅行の前に両替の額を考えるとき。
割り算ひとつ
為替相場は、通貨と通貨の交換比率です。手元の円をレートで割ると、受け取る外貨の額になります。日本銀行の解説では、1万円は1ドル=100円なら100ドル、1ドル=80円なら125ドル、1ドル=125円なら80ドルです。同じ1万円で多くのドルを得られる方が円高です。
向きに慣れる
レートの数が小さいほど円高、大きいほど円安です。「1ドル=何円」の数が上がったら円安。数が上がるのに円の力が下がる、という向きが、読み違えの元になります。この計算で何度か動かして向きに慣れます。
買う側から見る
同じ割り算を掛け算にすると、外貨で値がつく品物の円の値段になります。10ドルの品物は、1ドル=100円なら1,000円、1ドル=125円なら1,250円です。
報道の相場と窓口の相場
報道される「1ドル=何円」は銀行どうしの取引の相場です。個人が窓口で両替したり外貨預金をするときの相場は、小売り段階のもので、これとは異なります。この計算の数は目安であり、窓口で受け取る額ではありません。
自分の数で試す
数を変えると、その場で計算し直します。式は下に書いてあります。
入れる数
出る数
式 受け取るドル = 手元の円 ÷ 為替相場(1ドル=何円)。品物の円の値段 = ドルの値段 × 為替相場。
他の国では
交換比率の読み方はどの通貨でも同じです。ユーロやポンドでも、手元の円をレートで割れば受け取る額になります。変動相場制では相場は市場の需要と供給で決まり、誰かが一方的に決めるものではありません。
参考文献
- 為替相場(為替レート)とは何ですか?日本銀行(教えて!にちぎん)
- 円高、円安とは何ですか?日本銀行(教えて!にちぎん)