NOMISMA
歴史から学ぶ、いまの判断 / 詐欺の手口

詐欺の手口 — 四つの兆候と、日本で公表されている手口

初めて見る手口でも、型で気づけるか

3分でわかる 詐欺の四つの兆候

  1. 絵で見る
  2. 数字で見る
  3. あなたならどうする?
  4. くわしく読む

1絵で見る

横に送って見られます

1 / 8

電話・訪問・SNS・広告で、お金の話が来た

手口の名は毎年変わる。型は変わらない

2 / 8

兆候その一。知っている組織や家族のふりをする

名乗りと番号の表示は作れる

3 / 8

兆候その二。「問題がある」か「賞金がある」と言う

口座の悪用・示談金・未払い/当選・還付金・高い利回り

4 / 8

兆候その三。「今すぐ」と急がせる

今日中・今だけ・電話を切るな・誰にも言うな

5 / 8

兆候その四。払い方を決めてくる

暗号資産・送金業者・ギフトカード・ATM の操作・カードの受け渡し

6 / 8

話の中身を考える前に、兆候の数を数える

7 / 8

二つ以上が重なったら、型に入っている

8 / 8

切る・確かめる・話すの3つの手順に入る

2数字で見る

4つ

詐欺の兆候。手口の名が変わっても、この型は変わらない

2つ

これだけ重なったら、切る・確かめる・話すの3つの手順へ

3あなたならどうする?

「還付金があります。ATM で手続きをしてください」と電話が来ました。どうしますか?

選んでみてください

ATM へ行って、言われた通りに操作する

「還付金」は賞金、「ATM の操作」は払い方。この時点で兆候が二つ重なっています。還付金詐欺の型です。ここで3つの手順に入り、まず電話を切ります。

いったん電話を切る

その通りです。兆候を数えると、賞金(還付)と払い方(ATM の操作)の二つ。話の中身を考える前に、切る・確かめる・話すの3つの手順に入ります。

4くわしく読む

本文をくわしく読む ↓

使う場面 電話・訪問・SNS・広告で、お金の話が来たとき

手口の名は毎年変わります。型は変わりません。米国の消費者機関 FTC は、詐欺の兆候を四つにまとめています。知っている組織のふりをする。問題か賞金があると言う。今すぐ行動しろと迫る。特定の払い方を指定する。二つ以上が重なったら、型に入っています。

日本で公表されている手口を型に置く

警察庁の一覧にある手口を、四つの兆候に当てると次のようになります。ニセ警察詐欺=組織のふり+問題。オレオレ詐欺=組織や家族のふり+問題(示談金)+圧力。預貯金詐欺・キャッシュカード詐欺盗=組織のふり+問題(口座の悪用)+払い方(カードを渡す)。架空料金請求詐欺=問題(未払い)+圧力+払い方。還付金詐欺=賞金(還付)+払い方(ATM の操作)。SNS 型投資詐欺=賞金(利回り)+親しさ+払い方。SNS 型ロマンス詐欺=親しさ+問題か賞金+払い方。

このノートの使い方は一つです。話の中身を吟味する前に、兆候を数えます。二つ重なった時点で、切る・確かめる・話すの3つの手順に入ります。

手順

  1. 組織のふり役所・警察・銀行・有名な会社・家族。名乗りと番号の表示は作れる
  2. 問題か賞金口座の悪用・示談金・未払い/当選・還付金・高い利回り
  3. 時間の圧力今日中・今だけ・電話を切るな・誰にも言うな
  4. 特定の払い方暗号資産・送金業者・ギフトカード・ATM の操作・カードの受け渡し

他の国では

米国では FTC が同じ四つの兆候を公表しています。国が違っても型は同じで、手口の名だけが違います。

参考文献

関連する講座とノート

P1 勧誘を受けたときの3つの手順 — 切る・確かめる・話す

「暮らしのお金:計算と手続き」の一覧へ

料金のご案内

講座の本文と図解の本、国ごとの物語をすべて読めて、貨幣学検定も受けられます。

料金を見る →